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より効果の出る運用のあり方を求めて知見を共有

イベントレポート

ユーザー企業様が集い、定期的にノウハウや情報交換を行うWalkMeのユーザー会。毎回、業種や企業の枠を越えてWalkMeのユーザーである企業担当者たちが集まり、より良い活用に向けて、さまざまなユースケースやアイデアをシェアし合う貴重な機会となっています。今回は、SAP ConcurにWalkMeを実装しているユーザー企業が参加。「コンテンツ保守管理」と「分析・効果測定」の2点にフォーカスし、WalkMeの価値を最大限に引き出す運用のあり方をメインに議論を深めました。

February 18, 2025

ソフトウェア導入の計画方法

デジタルトランスフォーメーション(DX)

ソフトウェア導入は予算面でも人的リソースの面でも大きな投資を伴う、不確実要素の多い活動です。初めてERP、CRM、またはHRソフトウェアに投資する場合、もしくは現在のニーズに合わないレガシーシステムから移行する場合でも、システム導入においてはプロセスやタイムラインを把握することが非常に重要です。体系的にソフトウェア導入を進めれば業務プロセスの効率化やコスト削減を加速させます。一方で、無計画にやってしまうと、損失や運用の中断を招く可能性もあります。そこで役立つのがソフトウェア導入計画です。この記事では、ソフトウェア導入計画とは何か、その重要性やソフトウェア導入に役立つツール、そして推進するためのステップをご紹介します。 ソフトウェア導入計画とは? ソフトウェア導入計画は、ビジネスの要件を満たす理想的なソフトウェアソリューションを特定し、統合するために欠かせないものです。 デジタル導入プロセスには、時間とリソース、つまり財務的および人的コストを伴う大規模な投資が必要です。事前に計画が立てられていない場合、新しいソフトウェアを導入するリスクが大幅に増大します。 適切に作成された計画を持つことで、貴社は性急な意思決定を避け、適切なチームメンバーの関与を保証し、システム設定を適切に行い、従業員が新しいソフトウェアの利点を十分に活用できる環境を構築することができます。 このアプローチには、成功した導入を確実にするための包括的なトレーニングの提供も含まれます。 ソフトウェア導入計画の重要性 ソフトウェア導入計画は、導入における目標を適切な人的リソースと予算で遂行できるようにまとめたものです。決められたタイムラインや予算内ですすめるだけでなく、チーム内で役割と責任を明確に分担してタスクの重複を防ぎ、意思決定プロセスや業務プロセスを効率化します。 また、要件定義を整理せず流行りにのってツールを導入してしまう企業も少なくない中、その導入理由や期待する効果などを明確化し、長期的な目標達成やチェンジマネジメントにも寄与します。 ソフトウェア導入計画の作成と実施のステップ ソフトウェア導入前に目指す目標を明確化する 最初のステップは組織が抱える課題や改善が必要な領域を深く掘り下げることです。従業員や関係者と対話し、課題の根本原因を分析することが重要です。その結果、例えば業務プロセスの効率低下や収益損失などの問題が明らかになれば、それらがソフトウェアで解決すべき領域となります。このようにビジネス目標に基づいて要件定義を行い、戦略とソフトウェアの目的が整合していることが、導入プロセスの基盤となります。 次に具体的な解決策を模索します。例えば新しい調達システムを入れるバイト、もしくはプロジェクト管理ツールを入れる場合、これらが従業員の生産性と効率をどのように向上させるか、詳細に把握することが必要です。現在抱えている課題はもちろん、今後の成長にも対応できるスケーラビリティがあるかも評価しましょう。 包括的なコスト・利益分析も必要です。この分析では直接的な財務コストと、ソフトウェア導入によって業務効率の向上などの広範な利点を比較し、導入計画の妥当性を確認します。 最後に要件定義、導入、および実際に使い始めて効果を出すまでの明確なタイムラインを作成することが重要です。 ビジネスニーズに合った適切なソフトウェアベンダーを選ぶ ソフトウェアベンダーの選定は非常に重要です。機能はもちろんのこと、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドなどの提供体系、他のツールとのインテグレーションの可否など、さまざまな側面を注意深く評価する必要があります。今のニーズだけでなく、組織が成長した時のニーズにも耐えうるか、これまでに類似ケースの成功事例があるかなどにも注視しましょう。 また、カスタマーサポートやオンボーディングサポートの質や提供時間も重要です。これらのサービスが導入費用に含まれているかどうかは必ず確認しましょう。 効果的なコミュニケーションとエンゲージメント ソフトウェア導入には多くの担当者が関係します。それぞれのチームメンバーの役割と責任を明確に定義してチーム内のコミュニケーションとエンゲージメントを促進しましょう。

January 20, 2025

Fit to Standardとデジタルアダプションで効率的なDXを実現

デジタルトランスフォーメーション(DX)

デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業活動に不可欠となる中、システム導入を成功させるために「Fit to Standard」というアプローチが注目されています。カスタマイズを最小限に抑え、標準仕様に合わせた導入を行うことで、効率的にビジネス成果を得ることが可能です。この記事では、Fit to Standardの重要性と、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)を活用してDXを成功に導く方法について解説します。 Fit to Standardとは? Fit to StandardとはソフトウェアやSaaS製品を導入する際、ベンダーが提供する標準仕様に従って導入し、余分なカスタマイズを避ける方法を指します。システム導入のスピードを上げ、コストを抑えながら最新の機能やアップデートをタイムリーに活用することができるようになります。カスタマイズは企業独自の要件に対応できるというメリットがある一方、長期的にはさまざまな問題を引き起こします。日本企業は特に独自性を追求する傾向がありますが、過度なカスタマイズによって開発や保守にかかるコストが増大し、導入期間が延び、さらにはシステムのバージョンアップが遅れるというリスクもあります。これに対し、Fit to Standardアプローチはシンプルかつ効率的な導入で運用負担を軽減し、柔軟な対応を実現するのです。 Fit to Standardの実現 企業のIT環境は年々複雑化しており、多くの企業が数百種類ものSaaSツールを導入しています。たとえば、アメリカの大企業では、2023年時点で1社あたり平均473種類のSaaSが使われているという調査結果があります。これほど多くのツールを管理する中で、カスタマイズされたシステムを維持するのは困難です。またDXが進むにつれ企業は新しいテクノロジーを素早く導入し、市場の変化に対応する必要があります。Fit to Standardを採用することでシステム導入を短期間で完了させ、ビジネスのスピードと柔軟性を維持することができるのです。 Fit

January 15, 2025

営業プロセスの改善方法

チェンジマネジメント

ビジネスにおいて顧客を理解することは、営業効率を高めるための必須手段です。そして顧客を感動させる体験を作りだすことで、顧客との長期的なリレーションシップを作ることが可能になります。このリレーションが顧客のロイヤリティを高め、定常的な売上をもたらし、長期的なビジネス変革をもたらすのです。 正しく定義された営業プロセスを導入することで、営業チームは明確なフレームワークを得ることができます。これにより、チームが連携を保ち、結果を追い求め、新しいメンバーの結束を深めることが容易になります。営業プロセスを設定し改善する一連の営みは、ビジネスのさらなる成長を促進を可能にします。 本記事では、営業プロセスとは何か、そしてそれがなぜ重要なのかを説明し、次に、営業プロセスの典型的なステップについて、そしてプロセスを開発、強化するための戦略や一般的な課題を克服する方法についても解説します。 その後、営業プロセスフローチャートに必要なものについても見ていき、最後に効果的な営業プロセスのために考慮すべき指標について考察します。   営業プロセスとは? 営業プロセスとは、営業担当者が行う再現性が保たれた一連のステップを示します。このプロセスは、最終的に売上に結びつくためのリレーションを構築することを目的としています。 営業プロセスは営業チームのガイドとして機能し、見込み顧客が実際の顧客になるまでの誘導を支援します。そして、最も効果的な営業プロセスには特定のステップやステージが含まれており、それらは営業担当者がどのように顧客とのエンゲージメントを維持するかを示しています。 高いパフォーマンスを出している営業チームは、確立されたプロセスに従います。マネージャーは営業担当者へのトレーニングとコーチングを行いまうs。また、デジタルツールを使用してリードの生成を強化し、商談を追跡します。これらのツールはパイプライン管理や顧客とのコミュニケーションにも役立ちます。   営業プロセスの開発が重要な理由 構造化された営業プロセスは、営業活動の成功の基盤となります。これにより、営業チームに明確な進むべき道筋が提供されます。営業プロセスとは単なるガイドラインの集合ではなく、戦略的なフレームワークです。営業プロセスは効率性を高め、一貫性を維持し、結果を出せるように設計されています。 構造化された営業プロセスを開発することの重要性は以下の通りです。 見込み客の理解を深める 営業プロセスは、見込み客のリサーチの重要性をハイライトします。これにより、営業チームは見込み客のニーズを理解することを促されます。また、バイヤーペルソナや理想的な顧客プロファイルを明確にします。 営業担当者が最も商談そして売上に繋がりやすい見込み客を特定するのに役立ちます。セールスジャーニーを簡素化し、結果までの道筋を軌道に載せます。営業プロセスはファーストコンタクトから最終的な契約締結までGPSのようにナビゲートします。。 購買プロセスを理解する バイヤーが購入プロセスのどのステージにいるのかを理解することは非常に重要です。営業プロセスは、各ステージで必要な行動を明確にします。これにより、取引が失敗する可能性を減らすことができます。各ステージのパフォーマンスの正確な追跡と分析が可能となり、ボトルネックの特定や戦略の改善を通じて継続的な改善を実現できます。 本来注力すべき活動に専念できる 構造化された営業プロセスは、最も収益を生み出す活動に努力を集中させます。プロセスがないと、何が効果的かを特定するのは難しくなります。また、営業プロセスは従業員のオンボーディングを助けます。

December 27, 2024