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業務プロセスの定着化を成功させるための8つのポイント

デジタルアダプション

先進企業においては変革の一つとして、新たな業務プロセスの導入や自動化、そして中核業務プロセスを改善するためのツールへの投資を拡大しています。この記事では、業務プロセスの定着化を促進するための8つのポイントを紹介し、その利点、課題、その重要性について解説します。

September 30, 2024

新しいシステム、ソフトウェアのオンボーディングにおけるポイント

トレーニングとオンボーディング

  新しいソフトウェアを導入する際には、従業員にそのソフトウェアを使い始めてもらうことはもちろん、継続的に活用して定着化させることが重要です。DXにおいてツールの活用は避けて通れませんが、企業が活用するSaaSツールが増える一方、その活用度は平均で全体の40%と、以前として定着化は多くの企業課題となっています。 本記事では、オンボーディングの重要性やそのメリット、効果的なオンボーディングのためのベストプラクティス、避けるべきポイントなどを解説します。 オンボーディングとは オンボーディングとは元々「新人研修」という意味で使われ、新入社員がスムーズに組織や部署のルールを理解し、仕事に慣れてもらうための人材育成プログラムを指します。この新入社員のオンボーディングを意味する言葉が派生して、企業がシステムやソフトウェアを導入する際に、新しい従業員やユーザーを教育し、スムーズに適応させるプロセスという意味でも「オンボーディング」という言葉を使うようになりました。 主に導入初期の段階に焦点を当て、単に新しいユーザーを追加することだけではなく、早期に慣れてパフォーマンスを発揮できるようにすることが目的です。以下のようなアクションが含まれます。 新しい組織のルールやシステム、ソフトウェアの基本的な使い方を教える 会社のポリシーや業務フローを理解させる 新しいユーザーが迅速に業務に取り組めるようサポートを提供する   オンボーディングはユーザーがシステム、ソフトウェアに抱く第一印象 オンボーディングはユーザーとシステム、ソフトウェアとの最初の接点であり、その最初の印象は非常に重要です。もし導入時に適切なサポートがなく新しいシステムに対して嫌悪感を抱いてしまったら、興味や使用意欲は低下してしまい、結果的に企業にコストをかけることになります。オンボーディングについては、以下のようなデータも出ています。 36%の人事担当者が、オンボーディングプログラムを自動化・組織化できない原因としてテクノロジーの欠如を挙げている(Businesswire, 2018) 構造化されたオンボーディングプログラムに参加した従業員は、3年間会社に残る可能性が69%高まる(ClickBoarding, 2020) オンボーディングトレーニングを実施している企業は、従業員を50%の確率で維持できると推定されている(Harvard Business Review, 2018)

September 25, 2024

【前編】DAP Summit 2024              デジタルアダプションプラットフォーム元年 DXを先導する変革者たちの祭典

イベントレポート

DAP元年、nice to haveではなくmust haveに WalkMe株式会社は、2024年7月11日(木)、東京ポートシティ竹芝 ポートホールにて、国内初の大規模カンファレンス 「DAP Summit 2024」を開催しました。企業の経営層やDX推進担当者と、デジタルアダプションが提供する未来を共有するこのイベント。全セッションが目玉と言っても過言ではない豪華登壇者を迎え、WalkMeがどのように企業のDX戦略を支援しているか、その貢献の可能性について紹介しました。   <前編> WalkMe講演 ■価値を実証するフェーズから最大化するフェーズへ オープニングに登場したWalkMe株式会社 代表取締役 小野真裕は、「初開催にもかかわらず満員御礼をいただき、急遽オンライン同時配信をしている次第です。最終的に約1500名の方から参加のご希望をいただきまして、これだけ多くの方にDAPに興味をお持ちいただける状況になったのは、一重にパートナーの皆様のおかげと心より感謝申し上げております」と挨拶。 WalkMeの日本法人の設立から5周年を迎える2024年を敢えて「DAP元年」と宣言する理由を、小野はこう説明します。 「1つは価値の証明です。国内ではすでに100社を優に超えるお客様にご利用いただいています。欧米で使えるからと言って日本ではどうなのかというお声もありましたが、ここに来てようやく、日本企業のみなさまにとって価値を創出できる製品であることを確信しているところです。 もう1つは、生成AIです。日本における生成AIの活用度合が他国に比べて低く国際競争力という観点でも少々懸念される状況です。今後ますます進化する生成AIの活用を促すには、DAPが重要な役割を果たすと考えています。」 さらに、「DAPは、nice

August 8, 2024

【後編】DAP Summit 2024              デジタルアダプションプラットフォーム元年 DXを先導する変革者たちの祭典

イベントレポート

  <後編> パートナー様講演:ソフトバンク ■目指すべきゴールへ、業務の自動化とマーケティングをWalkMeと加速 冒頭で、WalkMeとパートナーシップを締結した経緯について、「業務の自動化という目線でのデジタルオートメーションと、ECサイトをお持ちのお客様のデジタルマーケティングの2つに対して、非常に効果的だと感じたところからのスタートです」と振り返ったのは、ソフトバンク株式会社 法人統括 カスタマーサクセス本部 副本部長 石黒洋氏です。 後者のデジタルマーケティングにおいては、ECサイトにおいて機会損失につながるようなポイントで顧客を誘導し、しかるべき導線を提供できるようにすることで、離脱を防ぎ売上につなげる効果が期待できます。実際、ソフトバンク社内でも、SalesforceにWalkMeを実装しているほか、ワイモバイル(Y!mobile)の法人オンラインサイトにWalkMeを導入。アラートやレコメンドなどにより顧客の迷いを軽減しながら途中離脱を効果的に防止しています。また、ソフトバンクが導入を支援した株式会社JR東日本ネットステーションでは、JRきっぷをWebで手配できる「えきねっと」の操作をWalkMeが支えています。 「最後の最後にお問い合わせボタンを置いておくことだけでも、実は離脱を防げるのです」と語る石黒氏は、導入プロジェクトにおける関わり方に言及。顧客のゴールの設定に始まり、KPIの設定、導入後の改修に至るまで一気通貫で対応できることをアピールしました。 「当社が目指すところは、お客様が実現したいDXです。そのためには単にソリューションを導入するだけでなく、お客様の業務プロセスそのものの変革がセットである必要があります。そこにWalkMeが寄り添うということではないかと考えています。」(石黒氏) 「テクノロジーは、幸せをつくれるか。」という問いに挑戦し続けるソフトバンクは、、DX定着化を加速する取り組みをWalkMeをと共に多くの幸せを生み出しています。   パートナー様講演:エクレクト ■本質的な課題解決と「今できる改善」をセットで推進 「今日、日経平均が4万2000円に到達しました」と切り出した日本初のインターネット専業銀行の設立にあたり、元ジャパンネット銀行取締役会長である、株式会社エクレクト 取締役会長 小村充広氏は、日本国内の金融DXとコンタクトセンターの実態に言及。日本の金融機関はこの30年、リスクマネージメントの高度化に取り組む一方、支店の再編を進めてきました。そんな中で必要に迫られ、約25年前に出来たコールセンターが、いま、コンタクトセンターへの転換を図ろうとしています。 その理由について、「SNSやチャットの普及やWebサービスの進化に伴い、従来の電話中心のサポートだけでは、お客様の要請や社会のデジタル化に対応できなくなってきているからです。また、お客様の行動やニーズを分析しながら経営に活かしていこうという流れもあります。デジタル化やAI化により捻出できたリソースを、人間にしかできない領域へのシフトが、今後の大きな戦略になってくるはずです」と小村氏は語り、株式会社エクレクト

August 7, 2024