Rafael Sweary President and Co-Founder of WalkMe, the World's First Digital Adoption Platform (原文:https://www.linkedin.com/pulse/focus-future-dawn-next-normal-brighter-than-you-might-rafael-sweary/) この数ヶ月間、私は、世界中の皆さまと同じく、新型コロナの影響の大きさを経験しました。この出来事はすべての人に影響を与え、私たち個人や企業は、これまで当たり前だと思っていたものについて、再考し、戦略の見直しを余儀なくされています。私は先日、フォーブス誌で、「人を第一に考える」ことが「ネクストノーマル」における事業継続性にいかに重要かについて、私の考えを話しました。本記事では、危機から新時代の幕開けに向けての転換点について話したいと思います。何が変わったのか、ネクストノーマルにおけるビジネスはどう変わるのか、考えてみましょう。 混乱の状況について考えた時、これ自体は、私たちが思っているほど怖くないのかもしれません。私は、長期的にはビジネスの規範を変える4つの大きな変化が起こると考えています。 BCP(事業継続計画)は新しい定義をもつ BCP(事業継続計画)は、これまでは一時的な危機(セキュリティ侵害や事故、災害など)のために策定されてきました。これらの計画には明確な始まりと終わりがありました。ほとんどの企業のBCPでは、新型コロナほどの規模の事態を考慮に入れていませんでした。現在のコロナ禍の状況は、働き方を新しい形へと進化させることを余儀なくさせました。即時的、一時的な対応策を見つけるのとは異なるのです。 今日では、BCPは長期のスパンで考えるべき計画であり、どのような状況でも企業のスピード感と適応能力を維持することに重点を置く必要があると理解しています。 リモートワークはもはや選択肢の一つではなく必須である 新型コロナのパンデミックの前は、企業全体でのリモートワークの準備ができていたのは、22% の企業に過ぎませんでした。2020年3月には、ほとんどの企業は、準備ができているかどうかに関わらず、在宅勤務・リモートワークを義務付けるしかありませんでした。 企業は、デジタルテクノロジーへの依存度が高まり、従業員をサポートするためには、適切なデジタルツールを導入する必要があることに気付かされました。 リモートワークがより恒常的なものになりつつある中で、企業はコミュニケーション、オンボーディング、トレーニング、生産性、従業員のエンゲージメントを最大化するために、デジタルテクノロジーを評価し直す必要があるでしょう。 カンパニーカルチャー2.0が到来し、これからも進化し続ける 企業は、自社の価値観を反映し、従業員の幸せとエンゲージメントを維持するために、企業文化を作り上げようと努力しています。年に一度の忘年会やパーティーができなくなった今、企業は従業員に、できる限り最高の職場体験を提供できるようにしなければなりません。 従業員は組織にとって最も貴重な資産です。今時点の従業員への投資とケアが多ければ多いほど、企業はネクストノーマルの時代に成功する可能性が高くなります。 デジタル・オファリングは、収益を高める デジタルで顧客にサービスを提供できない企業は、最近本当に苦しんでおり、立ち直るのに苦労しています。ネクストノーマルでは、より多くのプロセスがデジタル化され、コミュニケーションがバーチャル化されることが求められています。 私たちは、すべての商品やサービスがデジタル技術を通じて手に入る、非接触・非対面型の時代に突入しています。そのためには、顧客が操作しやすく、従業員が使いやすいデジタル製品に企業は投資しなければなりません。 テクノロジーへの優先度のシフトは明白です。新型コロナ以前の企業は、「Nice-to-have」というレベルでデジタルテクノロジーを検証していたかもしれませんが、今日では、コアビジネスにとって重要でないものはすべて削減の対象となります。予算削減はすべての組織で行われ、ROIを最大化するためには最適なソフトウェアの決定を行う必要があります。ニーズに合った適切なテクノロジーを見極めた企業は成長していくでしょう。 *     *     * ネクストノーマルは(今までとは)異なります。私たちは決してもう 「戻る」ことはできませんが、より良いビジネスプロセス、より良い働き方、そしてより強い企業と製品、そうなるための素晴らしいチャンスが来ているのです。今がその時です。 ...

by WalkMe Team, June 15, 2020

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、多くの企業がリモートワークを推奨する中、リモートワークに必須となるリモート会議ツール、その代表格である Zoom が注目を浴びています。そして、リモートワークをうまく機能させるためのノウハウも、これまで実践してきた企業や個人からインターネット上で共有され、一気にリモートワークが浸透する機会となっています。 さらに、新卒採用・経験者採用においても、オンライン説明会やウェブ面接が広まりつつあり、今後、採用後の「オンボーディング」のプロセスについてもリモートで実施できる体制が求められつつあります。 オンボーディングとは、新しい社員が会社に入り、業務やチームに馴染み、組織の一員として戦力になるまでの一連の受入れ〜定着化〜戦力化のプロセスのことを指します。 オンボーディングは、通常のオフィスでの受け入れにおいても、新入社員の短期離職を避け、より短い期間で新入社員が力を発揮して、組織の戦力となってもらうために、非常に重要なプロセスです。リモートで実施する場合には、さらに注意が必要となります。 本記事では、リモートワークでの新人のオンボーディングを成功させるためのベストプラクティスを紹介します。 オンボーディング設計 オンボーディングプロセスを整理・定義する 入社時にするべきこと入社当日翌日などまずすぐにやるべき、PCセットアップ、入社手続き書類、など、主に人事・情報システム部門が行うべきタスクをまとめます。 最初の1週間、1ヶ月で行うべきこと各種ツールが使えるようになる、関係するチームメンバーと顔合わせするなど、いつ頃までに何をしておくべきかおよそのスケジュールを作ります。 継続的に行うべきこと上長との1:1、チームの週次定例mtg、全社mtg、など継続的に行うことを定義します。 新人メンバーが知るべき情報を全てリストアップして、ToDoリストとして渡せるようにする Onboarding Checklist は、全社共通のものが1つと各部で1つ必要となることが一般的です。 リモートでオンボーディングをするために適したツールを使いましょう リモート会議ツール(Zoom, Whereby(元appear.in), Googleハングアウトなど)→ 1:1〜N での会話やレクチャーに用います。 デジタルアダプションツール(WalkMeなど)会社に中にある様々なシステム、例えば、経費精算、勤怠管理、各種申請、顧客管理、営業管理、問合せ管理、これらをどの画面から何ができるのか、まずどのように操作するのか、各種システムの操作をガイドするのがデジタルアダプションツールです。マニュアルを用意して操作方法を学んでもらうこともできますが、マニュアルを読んでもらえない、マニュアルを読んでもいざ画面操作の時にわからなくなるなど効果を発揮しづらいです。 eラーニングツール → Litmos のようなeラーニング学習管理システムや、一般ビジネス教養を身に付けられるグロービス学び放題など、多様なツール・サービスが日本国内でも展開されています。コンプライアンス、セキュリティなどほぼ全員が受けるべき知識研修は eラーニングツールが適しています。 情報共有、ナレッジ蓄積ツール → Confluence, Kibela, Qiita Team,など。各部の業務に関するナレッジを蓄積するには、社内Wiki が適しています。 Technical Onboading(技術的オンボーディング) 会社内の手続き、ルール 勤怠、経費精算など勤務する上で必要な手続きやルールを伝えます。主なポイントと詳細の調べ方、問合せ先をまとめます。 各種ハードウェア PC・携帯電話など業務に必要なハードウェアを準備します。リモートの勤務場所に送付してリモート接続経由でセットアップする、もしくは、一度オフィスに来てもらってセットアップする、などの方法が考えられます。 各種ツールの使い方 コミュニケーションツール(メール、Slackなど) 情報共有ツール(Confluence, Sharepointなど) ファイル共有ツール(Box, Google Driveなど) 社内申請ツール(経費精算のConcur,...

by WalkMe Team, March 26, 2020