Author: WalkMe Team

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WalkMeとCelonisの連携によるアダプション こんにちは、WalkMeのSです。久しぶりの投稿となります。 今回はWalkMeとCelonisのそれぞれの良さを生かした相互連携によるアダプションについてご説明します。 WalkMeは昨年、Celonis社とのパートナーシップを発表しており、国外国内問わず、WalkMeとCelonisとの連携により、お客様の業務プロセスの最適化と、デジタルへの投資の最大化を可能にするソリューションをご提案しております。 WalkMeとCelonisの連携によるアダプションとは WalkMeとCelonisを相互に連携させることで、非効率な業務プロセスを特定し、改善を促すCelonisのEMS(Execution Management System)と、WalkMeのデジタル・アダプション・プラットフォーム(DAP)の双方の強みを連携させることで、必要なアクションをユーザーに促し、適切なユーザー体験とビジネス成果を生み出せるようにすることができます。 WalkMeとCelonisの連携による効果 WalkMeとCelonisを相互に連携させれば、以下のような効果が得られます。   ビジネス成果の達成を促進 ワークフロー内の見過ごせない非効率な部分を特定して、業務の流れの中で従業員に対応を指示し、改善に導くことができます。 積極的に改善を後押し ワークフローおよびアプリケーション全体のデータを活用して、従業員が必要なアクションを適切なタイミングで実施することができるようにします。 ワークフローをインテリジェントに管理 リアルタイムのデータを活用してワークフローを最適化し、優先順に対応することで、業務の流れの中でユーザー体験を変革できます。 連携のしくみ Celonisで、プロセスにおける非効率な部分の特定、影響範囲の定量化、改善の優先順位付けを行い、その後、WalkMeのアプリ内ガイダンス、エンゲージメント、自動化を利用することで、業務の流れの中でリアルタイムに従業員のニーズに対応できます。連携ステップは以下の通りです 1.アプリケーション全体のワークフローを分析 Celonisのプロセスマイニングで、対象となるアプリケーション全体のワークフローを分析し、複数のシステム間で業務がどのように実行されているかを把握します。 2.非効率なプロセスを特定 問題のある部分を特定したら、Celonisで影響範囲を定量化し、対応の優先順位を付けます。 3.必要なアクションを提示 優先度に合わせ、WalkMeのガイダンスを自動的に呼び出したり、APIを利用しWalkMe Workstationの機能でユーザーにアクションの必要性をプロアクティブに通知します(通知内容にWalkMeガイダンスの起動トリガーを配置)。 4.ビジネス成果の達成を促進 CelonisやWorkstationの通知内容から起動されたWalkMeのアプリ内ガイダンスや自動化処理が、従業員が業務の流れの中で望ましい成果を達成できるよう後押しします。 さいごに 今回は、従業員のニーズにリアルタイムに対応し、ビジネスの成果を最大限に達成を促すことができる、WalkMeとCelonisの連携によるアダプションについて、ご紹介いたしました。 以下のイメージビデオをご覧頂くと、より具体的なイメージもお持ちいただけることと思います。 https://player.vimeo.com/video/821501443?h=302de74129&badge=0&autopause=0&player_id=0&app_id=58479 ...

by WalkMe Team, May 29, 2023

WalkMe Discoveryのご紹介 今回は、デジタル・アダプション・テクノロジーの最新イノベーション「WalkMe Discovery」をご紹介します。このイノベーションにより、企業にとってのWalkMeの価値がさらに高まり、デジタルアダプションへの取り組み方が変わるでしょう。 コスト削減と効率化は、今日のあらゆる企業に共通の目標です。ソフトウェア予算はかつてないほど逼迫しています。従業員数10,000人以上の企業では、ソフトウェアの重複や未使用によって年間1,600万ドル以上の無駄が発生しています。 しかし、問題はそれだけではありません。 可視性の欠如も課題です。従業員数10,000人以上の企業では、社内で実行しているアプリケーションの51%を把握できていません。社内で実行しているソフトウェア、そのユーザー、使用状況が想定と合致しているかどうかを把握できなければ、何から手を付ければよいか判断することはできません。 *WalkMe、2022~2023年デジタルアダプションの状況(英語)レポート さらに、使用状況を把握した後は、その結果に基づいて行動するためのさまざまな選択肢が必要です。 可視化は始まりにすぎません。ソフトウェア支出の最適化に必要なのは、ツールの統合やライセンスの削減、再配布だけではなく、隠れた価値を引き出すことです。つまり、ソフトウェアの利用を推進し、既存のソフトウェアからより多くの価値を引き出す必要があります。 それをお手伝いするのがWalkMeの目標です。 WalkMe Discoveryが登場する以前は、可視化と言えば、特定の時点における内部または外部のコンサルティングプロジェクトを指していました。しかし、このプロジェクトには費用と時間がかかり、情報はすぐに古くなります。基本的なログインデータを提供するツールであっても、実際のソフトウェアの使用状況を詳しく理解するために必要なクリックごとの詳細やコンテキストが不足している場合があります。また、優れたデータを提供しながらも、その結果に基づいて行動するためのツールがないシステムもあります。 そこで、WalkMeは独自のアプローチを取ることにしました。 WalkMe Discoveryは、ソフトウェアスタックの中で実際に非効率な部分を把握できるように、アプリケーション、部門、ユーザー単位のWebベースソフトウェアの使用状況について、クリックごとのデータを提供します。これにより、基本的なログインデータやアプリケーションデータにとどまらず、従業員の作業内容を踏まえてソフトウェアの使用状況を理解できるようになります。その結果、ソフトウェア支出を最適化する方法も適切に判断できます。重要なのは、必要なものにコストを費やすだけでなく、コストに見合った成果を確実に得ることです。そのためには、現在ご利用のソフトウェアからより多くの価値を引き出す必要があります。 ソフトウェアの利用を推進するWalkMe独自の機能と組み合わせれば、非効率な部分を特定するためのソリューションが完成し、その結果に基づいて行動するための選択肢を広げることができます。 WalkMe Discoveryは、既にWalkMeをご利用のお客様にとっては、デジタルアダプションの次のステップを決定するための指針となり、まだWalkMeをご利用でないお客様にとっては、デジタルアダプションの出発点となるでしょう。 当社内でも、その効果を実感しています。当社のIT部門は、WalkMe Discoveryを使用してソフトウェア支出を年間15%削減し、デジタルアダプションの対象とするアプリケーションを特定しました。 ベータ版をご利用になった従業員数80,000人のIT業界のお客様は、ソフトウェア支出の無駄を回収し、収益を創出するプログラムに振り向けています。従業員数6,000人のコンシューマーブランドでは、WalkMe Discoveryを利用して、ユーザーエクスペリエンスの投資分野、最適化および改善領域を決定しています。 当社はこれまで以上に、現在および将来のお客様に対してWalkMeが価値を提供できることを確信しています。そこで、対象となる先着*200社のアカウントを対象に、2023年12月31日まで無償でWalkMe Discoveryをご提供します。 *諸条件あり。詳細は弊社営業までお問い合わせください。 ...

by WalkMe Team, May 25, 2023

未来のデジタル政府の構築に向けてWalkMeがFedRAMPの「Ready」ステータスを取得!   WalkMeは、FedRAMPの「Ready」ステータスの獲得という、新たな節目を迎えました。米国連邦政府のセキュリティとプライバシーに関する厳しい要件を満たし、このステータスを取得した初の デジタルアダプションプラットフォーム(英語)(DAP(英語))のプロバイダーとなりました。このできごとが政府機関やそのお客様にとってどのような意味があり、FedRAMPがなぜそれほど重要なのかをご説明しましょう。    FedRAMPとは FedRAMPは「Federal Risk and Authorization Management Program」の略で、米国政府機関が利用するクラウドサービスプロバイダーのセキュリティを確保するために、連邦政府によって策定された認証制度です。この制度では、ベンダー各社は、政府機関にサービスを提供するにあたり、厳格なセキュリティプロトコル(暗号化プロセス、認証プロセス、ユーザーアクセス制限など)に準拠することが求められています。 今回、FedRAMP Readyステータスを取得したことで、WalkMeが米国政府の定める最高水準に従って、機密データの保護と安全なサービスの提供に注力していることが証明されました。 FedRAMPの重要性 FedRAMPでは、米国連邦政府と政府関係機関にサービスを提供するすべてのクラウドサービスプロバイダーに必須のセキュリティ水準と要件が定められています。WalkMeは厳格な審査を通過しており、監視された安全で包括的な専用環境で政府機関にサービスを提供できます。 お客様への影響 このステータス取得により、お客様にとっては、より安心してWalkMeのDAPソリューションを購入していただけるようになります。連邦政府担当者との取引に必要な要件をすべて満たしているという事実は、WalkMeのセキュリティ対策と管理がいかに厳格であり、世界中のお客様にとって信頼できるものであるかを示しているからです。 FedRAMP Readyステータスを取得するまでの過程で、WalkMeは、暗号化プロセス、認証手順、ユーザーアクセス制限など、DAPのプロトコルを再調査し、厳格に実施する必要がありました。そうした取り組みの成果として、お客様は個人情報が安全に保持されているという安心感を得ながら、WalkMeのプラットフォームを利用することができます。 FedRAMP Readyステータスを取得した信頼できるデジタルアダプションプラットフォームにより、WalkMeは次のメリットを活用して、政府および関係機関によるデジタル化の推進をサポートします。 政府の要件に準拠した環境 – 安全で管理されたデジタルワークスペース内で、職員と市民の双方のデジタルエクスペリエンスを強化します。 カスタマイズ可能なオーバーレイテクノロジー – 既存のソフトウェア上に柔軟なデジタルエクスペリエンスを構築します。 ソフトウェアに依存しないプラットフォーム –レガシーシステム、独自開発、サードパーティ製などを問わず、あらゆるソフトウェアに展開可能です。 信頼性の高いデータソース – ユーザージャーニーとワークフローに関する実践的なインサイトを提供します。 デジタルアダプションエコシステムのスタンダードであるために DAPクラウドソリューションプロバイダーの先駆者として、WalkMeは限界を打ち破り、真のDAPの基軸を打ち出し続けています。2011年にオリジナルのDAPソリューションを構築した日から、ナスダックに上場した初のDAP提供企業となるまで、WalkMeはこの分野のリーダーとして数多くの調査会社から認められてきました。そして設立からわずか10年で、FedRAMP Readyステータスを取得した初のDAPプロバイダーとなりました。 未来のデジタル政府の構築を今から始めましょう 今後もWalkMeは、職員や市民がテクノロジーを導入、活用し、デジタルを使いこなせる世界を創り、デジタルトランスフォーメーションの加速を支援します。人間中心のエクスペリエンスの設計、デジタルアダプションの促進、職員の業務効率化、市民との関係強化のために、WalkMeをご利用ください。   FedRAMPの意義についての詳細は、こちら(英語)をご覧ください。 ...

by WalkMe Team, April 27, 2023

イスラエルへの旅:本社会議編 カルチャーとWalkMeの開発現場に触れた旅   こんにちは、WalkMeのSです。 中東の熱戦のニュースに興奮冷めない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 イスラエルへの旅の続編です。今回は本社での会議の様子を中心に報告します。 前回のブログはこちら。 本社での会議の計画 前回のブログでも記載した通り、今回の大きな目的の一つはコネクション作り。 そのための会議を毎日たくさん詰め込もうと、出発前から計画を立てていました。 とは言え、イスラエル人(と言うか日本人以外?)の、良く言えば”おおらかさ”、悪く言えば”適当さ(日本人から見たら)”から、急な変更(ドタキャンとも言う)を十分想定し、バッファを含めたスケジュールとしていました。 <出発前に計画していたスケジュールの一部>   また、イスラエルでは通常日曜から木曜が稼働(営業)日、金曜と土曜が週末となります。 これは、ユダヤ教のシャバット(安息日)が、金曜の日没から土曜の日没までと設けられているためで、公共交通機関は止まり、電化製品は原則つけない(=ボタンを押すような行為はしない)など、日本ではまったく考えられない習慣が、ごくごく日常として存在します。 「金曜なのに休んでるのかよ」と言いたくもなる時は正直あるのですが、現地でシャバットの間に、人も車も少なくなる雰囲気を体感したので、それはちゃんとリスペクトしないといけないな、と、今は思っております(シャバットの間の人の少なさは、お盆や正月の朝の東京の風景に近いイメージです)。 また、リモートワークが主のため、オフィスに担当者が来るタイミングも見計らわねばならず、日本出発前に確定できていたスケジュールは7,8割程度、あとは現地で調整といった感じでおりました。 結果的に、現地に着いてから、いろいろな変更や想定外のこともあったものの、予定していた面会はすべてこなすことができ、予定外のメンバーとも会議をすることもできました。 ※筆者Sは滞在3日目から発熱が・・・(T_T)。そのためホテルからのリモート参加を余儀なくされておりました。やっとの思いで現地訪問したにもかかわらず隔離を余儀なくされ、正直かなり落ち込みましたが、現地のメンバーが非常に心配してくれ、且つ”掴みネタ”として心の距離を埋めることにはなりましたので結果オーライ。 <隔離中に現地のメンバーがホテルに届けてくれた軽食> 真ん中は生姜ジュース。元気の素のようなのですが、すごーく辛かったです。。。 WalkMeのR&D WalkMeはグローバルで1200人程度の社員がおりますが、R&Dとして所属しているメンバー300人弱となり、つまり社員の4分の1がプロダクト及び開発に携わっております。 ”300人の人間が携わる規模感&スピード感”と言うところを考えると、デジタルアダプション業界の先駆者で常にいられることも、頷けるのではないでしょうか。 現在、WalkMeではData Action Experienceのコンセプトのもとに、”デジタルアダプションの”プラットフォーム”としてのWalkMe”を皆様に提供しております。 プロダクト及び開発チームも、Data Action Experienceの大きく3つに分かれ、さらにその中で個々の製品に細分化されるチーム体制をしいております。 分け方としては、下記のようなイメージです。 Data:データ分析のソリューション(Webアプリの要素検出技術も含む) Action:コンテンツ構築・管理者向けのソリューション Experience:エンドユーザーが触るクライアント側ソリューション プロダクトチームには主に以下を話してもらいました。 チーム・組織構成 担当しているソリューションの範囲 担当ソリューション概要及び今後のロードマップ 日本からは以下を説明しました。 ソリューションに対するフィードバック、質問、リクエスト 日本のお客様の特色などのインプット ロードマップについてこのブログで公開できる情報は残念ながらございませんが、日本からのインプットとして、フィードバックやリクエスト、そして一番大事なのは、日本のお客様の特色について、しっかりを説明をして参りました。...

by WalkMe Team, December 10, 2022

イスラエルへの旅:渡航そして本社へ編 カルチャーとWalkMeの開発現場に触れた旅   こんにちは、WalkMeのSです。 ブログの更新が全くされておらず「あいつ辞めたんじゃなか」疑惑が起きているとか いないとか・・・まだまだしぶとく生きとります! (実は役割もProduct Managerと言うのっぴきならないロールに変わっております) さて、今回はかなり季節が過ぎてしまったのですが、 夏にイスラエルの本社を訪問してきましたので、そちらをご報告させていただきます。 今回は写真多めの旅ブログです!お付き合いください。 旅の目的 当初”ただの観光”疑惑が取り沙汰されましたが、 このコロナがまだまだ落ち着いていない中で、そんなわけはありません。 日本法人が立ち上がってから、 日本のメンバーが一度もイスラエルに行っていなかったこともあり (何度もプランはしたのですが、コロナ禍になり難しかった)、 今回は以下の目的を持って計画をしました。1つ目が 本社との強固なコネクション作り 本社のメンバーとは常日頃Zoomでの会議やSlackなどでのやりとりで コミュニケーションをはかってはいましたが、小難しい話やニュアンスを伝えたり、 日本の課題やお客様のフィードバックを率直に伝えるためには、 対面での会話が必要 だと感じていました。そこには、コロナの壁は当然ありながら、 ”言語の壁”もデジタルを通すとどうしても高くなってしまうのは否めず、 他国のメンバーからも「会うと変わるから行った方が良い」と言うのは、 常日頃言われておりました(帰国後その効果をすぐに感じることとなります)。 よって、今回は下記のメンバーに会って対話することを第一目的としました。 創業者(RafiとDan) 各製品ラインのプロダクト責任者 それ以外のキーマン(CISOや開発部門以外の各ロールのキーマン) ちなみに、お近づきの印の 抹茶キットカットやルマンドを始めとする日本のスイーツ はイスラエルでも鉄板だったと言うことは、忘れずにお伝えしておきます。  ...

by WalkMe Team, November 9, 2022

各社の成功体験・失敗体験を課題解決の糸口に WalkMeのユーザー企業様が集い、定期的にノウハウや情報交換を行うユーザー会。4回目となる今回は、人事関連システムにWalkMeを実装している7社12名が参加し、デモを交えながら活用事例を発表しました。各事例に対して参加者から寄せられる質問は、WalkMeそのものの使い方にとどまらず、WalkMeをより効果的に運用するための組織編成や、人事システムの使いこなし術にまで及び、他社の取り組みから数多くのヒントを見出していました。 ご参加いただいた方々がデモを交えながら活用事例を発表してくださいました。 事例発表に登壇した各社の活用状況を簡単にご紹介します。(順不同) 株式会社NTTドコモユーザビリティの継続的改善によりEmployee Experience(EX)を向上■対象システム:SAP SuccessFactorsシステム操作に対するユーザーのストレスを軽減するだけでなく、システムに登録される情報を拡充すると共に情報の精度を上げたい。そんな思いでWalkMeを導入したというNTTドコモ。「システムが使いやすくなれば、当然ユーザーは進んで入力してくれるようになります。ガイダンスやアナウンスを丁寧に重ねていくことで、人事部が欲しい、活用したいと思う情報が入ってくるようになり、結果的に人材のより良い配置の調整ができ、EXが高まっていくと考えています」と郡氏は語ります。 各画面では、スマートチップスを中心に、ユーザーがつまずきやすい箇所にスマートウォークスルーを活用。マニュアルレスで基本操作が行えるようにしている点は他社と大きく変わりありませんが、特徴的なのは、社員のタスクをショートカットボタン化し、一般社員と上長(評価担当者)、人事担当者でメニューの出し分けを行っている点です。 また、情報の質を高める工夫として、たとえば短期キャリアビジョンの入力項目では、現在の業務と次に実施したい業務という見出しを入力欄にデフォルトで表示させ、ユーザーが入力した内容がどちらに該当するものかが見分けられるようにしています。さらにインサイト機能を使って、どこが使われていないか、ユーザーはどこで離脱しているかといった情報を分析。ユーザーにとってより使いやすいシステムへ、継続的な改善につなげています。   外資系大手金融グループA社日本独自の人事制度や感覚に合った使い勝手をシステム上で実現■対象システム:SAP SuccessFactors、TIME-3X、ServiceNow、SharePoint外資系大手金融グループのA社は、セキュリティの観点からグローバルで共通のシステムを使用しているため、日本の人事制度や感覚に合わないシステムが多く、結果としてユーザーに対する細かい指示や注意事項が発生することに頭を悩ませていました。WalkMeを導入したのは、誤入力を減らしたり、適切な項目に誘導したりすることで、差し戻しを減らし、現場のストレスを軽減するために他なりません。 現在同社では、人事領域のシステムだけでなく、調達部門でも複数のシステムにWalkMeを実装しており、SAP SuccessFactorsに代わって導入を予定しているタレントパレットにも実装する予定で進めています。「一番助かっているのは、定型文が自動入力される機能や、適切な情報に自動で遷移する機能ですね。入力が必要な項目をハイライトしたり、次に何をしたらよいかをガイドしたりすることで、新入社員や入社してまだ日が浅い社員も、画面に従えば迷うことなく操作できます」と佐藤氏。また、「今後はサーベイ機能を使って、間違った操作をした理由や、わかりにくかった点などを明らかにし、画面改修に生かしていきたいと考えています」と語りました。   日東電工株式会社(Nitto)システムへのプロファイルの登録情報が倍増■対象システム:SAP SuccessFactorsNittoは、SAP SuccessFactorsを導入し、その活用方法について検討していた時期にWalkMeと出会いました。その後、SAP SuccessFactors上でのオペレーションミスを削減すること、従業員によるタレント情報の入力を促進することを目的にWalkMeを導入。スマートウォークスルーや、ランチャー、スマートチップスを使った操作補助、ランチャーやシャウトアウトを使ったアナウンスなどを実現しています。また、セグメンテーションの機能を活用し、ユーザーに対して表示するWalkMeコンテンツの出し分けを行っている点も特徴です。 これにより、業務担当者へのオンボーディング時間の短縮、操作ミスの軽減による工数削減といった効果のほか、個別の操作説明会や操作マニュアルがなくても誰もがタレント情報を登録できるようになり、人事システムにヒトや組織情報をスムーズに集約できるようになっています。 「社内システムでアナウンスしても、メールで通知しても、思うように従業員によるプロファイル情報の登録が進まなかったのですが、WalkMeで目につくような仕組みを実装したら、以前の倍近くに登録情報が増えました。WalkMeは自分たちでコンテンツを作れるのが面白味でもあるので、今後は経営層に向けてどうアプローチするかという観点でWalkMeの使い方を模索していきたいですね。」(竹中氏) 大手総合エレクトロニクスメーカーA社社内CoEを設置して業務内容に熟知したサービス主管元部門と連携■対象システム:SAP SuccessFactors 他WalkMeを実装済みのサービスが5つ、開発・検討中のサービスが7つと、幅広くWalkMeを活用している大手総合エレクトロニクスメーカーA社は、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上、脱マニュアル、ユーザー分析とデータの利活用を目的として効果的な実装を実現するために、独自の役割分担・推進体制を構築しています。事例発表ではその詳細が紹介されました。 同社は、WalkMe実装の品質を全社で均一化していくために、WalkMeのアカウント作成や環境の払い出しなどの事務手続き、社内ドキュメントの作成・整備、導入支援・開発および効果測定支援を担当する社内CoEを設置。社内の各サービス主管元部門と連携しながら、WalkMeの導入を進めています。「コンテンツの作成をサービス主管元部門にて実施することにしたのは、業務内容を熟知している必要があると判断したからです。WalkMeなら経験を問わず容易に操作できるので、各部門に任せやすいというのも理由の一つです。CoEとしてはコンテンツ作成やKPI設定、インサイト機能の活用に関する各種ガイドラインを作成して支援しています。」(本田氏) WalkMeの実装が完了したサービスでは、IT視点から「視覚的操作が可能で容易性が高い」「本番環境リリースが容易に行える」「旧製品からの移行に短期間で対応できる」といった声があるほか、利用者視点から「直感的に使えるようになった」「利便性が向上した」といった感想も聞こえており、UX向上への一定の評価が得られています。   事例発表後は、3つのグループに分かれてフリーテーマでディスカッションを実施。投資効果を最大化するためのチーム体制、運用方針、効果の測定方法、おすすめの使い方、最も多用しているアイテムなどについて活発な意見交換が行われ、課題解決の糸口を探ろうと、互いのエピソードに耳を傾けていました。   ...

by WalkMe Team, October 4, 2022

投資価値を引き出すWalkMeの使い方をシェア ユーザー企業様が集い、定期的にノウハウや情報交換を行うWalkMeのユーザー会。3回目となる今回は、SalesforceにWalkMeを実装している9社が参加。内5社がデモを交えながら活用事例を発表しました。答えは一つではありません。ベースは同じSalesforceでありながら、WalkMeの使い方はさまざま。各社への質疑応答も活発に行われ、より効果的な使い方への関心の高さが伺えました。事例発表に登壇した各社の活用状況を簡単にご紹介します。 ご参加いただいた9社の中から5社がデモを交えながら活用事例を発表してくださいました。 ご参加いただいた企業にご紹介いただいた活用事例の一部をご紹介します。(五十音順) NECネッツエスアイ株式会社定着化が進んでもなお使い続けられる利便性の高さを追求■対象ユーザー数:社員5,000名のうち営業統括本部の 約1,000名Salesforceの導入から約半年後、その活用レベルに温度差が生じてきたことから、運用の定着化を支援する目的でWalkMeを導入。その背景には、Salesforceの日々の改修に対して、マニュアルの作成や周知が追い付かないという理由もありました。導入後は、ビルダー2名体制で運用しており、コンテンツ作成も自社で対応しています。 「習熟している人は煩わしく感じると思うので、ユーザーが自分の意思で選択したときだけ動作するように工夫しています」と加藤真裕氏。慣れたらWalkMeを使わなくなるのではなく、もっと使いやすくなり、さらに業務を効率化できるような機能を中心に実装しています。たとえば、上司に商談情報を共有する際に、かつては同じ内容を別のシステムに入力し直すという二度手間が発生していましたが、Chatterの送信ボタンを押すだけで画面上の商談情報がコピーされ、上司にメールで通知が飛ぶ仕組みを実現しています。これにより、上司はわざわざSalesforceにログインしなくてもメールで状況を確認できます。 ここ数か月で分析機能の積極的活用にも乗り出したという同社は、離脱率一つをとっても、煩わしいからなのか、必要なかったからなのかを分析することで、適切な改善策が見えてくると考えています。 ソフトバンク株式会社Salesforce登録作業の負荷を軽減して精度の高いデータを蓄積■対象ユーザー数:Salesforceユーザー5,800名のうち直販営業約1,000名ソフトバンクがWalkMeを導入した理由は主に3つあります。村井由紀氏は、「1つ目は、180ページにも及ぶ操作マニュアルを営業担当者のほとんどが見てくれていないこと。2つ目は、1500を超えるサービスラインごとに入力の必須項目が異なり、マニュアルを参照しようにも画面上ですぐに見られないこと。3つ目は、Salesforceでは改修が難しい機能があること。」と説明。 同社では、一人の営業担当者が抱える案件の数が平均して100です。中には150を超える人もいて、これだけの案件について最新情報をアップデートするとなると一筋縄ではいきません。そこで、解決策としてWalkMeを導し、ActionBotを使って商談・活動作成を簡易化したり、ウォークスルー機能により商談を起因とした一連の流れを円滑化したり、活動内容をそのままChatter投稿できるようにしたりして、ユーザーによる登録作業を支援しています。これにより、入力に関連する作業工数が37%削減されました。 今後はSalesforceに蓄積されていくデータを使えるデータにするために、より一層入力データの精度を高めるための取り組みに力を注いでいく計画です。 株式会社日立ハイテクユーザーの迷いやミスをなくして部署ごとに異なるルールを徹底■対象ユーザー数:Salesforce有効ユーザー5,171名(6月時点)のうち2,500名(10月時点の予定)本社営業部門だけでなく、海外拠点での利用も拡大しつつある日立ハイテクは、新規Salesforce新規ユーザーへのサポートを目的にWalkMeを導入しています。 主な使い方は大きく2つ。1つは、商談・見積作成においてスマートウォークスルーやスマートチップを使って部署ごとに異なる運用ルールを徹底。 「Salesforceのアプリケーション名に応じてウィジェットに表示するメニューを切り替えたり、スマートウォークスルーとスマートチップを同時に表示して補足したり、条件に応じて表示するスマートチップセットを切り替えたり、条件を満たさないと次のステップにいけないようにしたり、新規ユーザーの迷いをなくし、操作ミスを防ぐための工夫をしています」と相馬寛子氏。これにより、問い合わせ対応時間を削減すると共に、Salesforceの活用を促進し、商談データの精度を高めて統計に活用する狙いです。 もう1つは、SAP S4/HANAとの連携時における差し戻しを防ぐ目的でWalkMeを実装。現在の対象ユーザーが同社のEU拠点であるため、英語でウォークスルー機能を提供しています。 さらにActionBotを使ったSalesforceのファイル検索を検討している同社は、今後取り組みたいこととして、構築済みガイダンスの他部署への横展開」「Salesforceのバージョンアップやカスタマイズに伴う定期的なメンテナンスの実施」「インサイトの活用によるガイダンスのブラッシュアップ」(相馬寛子氏)を挙げています。   グローバルヘルスケア企業のA社操作ガイド、入力補助、エラーチェックなどシステムの一部として機能■対象ユーザー数:1,090名Salesforceの導入とほぼ同じタイミングでWalkMeを導入。はじめは営業担当者によるSalesforceのオペレーションをマニュアルレスで支援するために、WalkMeのウォークスルー機能を活用していこうとしていましたが、そもそもSalesforceに関するユーザー理解が不足していることが判明。「『どこに何を入れたらいいの?』『この言葉の意味は何ですか?』といった問い合わせが噴出したため、まずは、スマートチップによる案内で、それぞれの項目の定義や入力ルールの徹底に注力しました」とご担当者は説明します。 また、Salesforce上の検索型項目は検索の自由度が高い反面、そもそもどんなキーワードで検索をかければよいのかわからないという人も少なくありません。この課題に対しては、検索ワードの自動セットにより検索機能の向上を図っています。 こうして入力作業におけるストレスが軽減しつつある中で、次の段階として、入力チェックやエラーチェックにより、ユーザー自身で誤りに気付かせることを狙ったしかけづくりにも着手。「たとえば、字数制限をオーバーするなどルールに反した場合は、ランチャーを使って赤い文字でユーザーに注意喚起したりしています」とご担当者。 WalkMeがSalesforceの一部として機能することで、操作に関する問い合わせの大幅な軽減につながることが期待されています。 株式会社LIFULLシステムに対する心理的障壁を取り除いて利用を促進■対象ユーザー数:約150名2013年頃にSalesforceを導入していたというLIFULLがWalkMeの運用をスタートさせたのは、2021年4月のこと。「Salesforce自体は、受注直前にならないと登録しないような状況が続いていました。こうした利用状況を改善するには、Salesforceへの心理的障壁を取り除く必要があると考え、WalkMeの導入を決めました」と重久萌氏は振り返ります。 WalkMeでは、入力補助や入力率アップを目的として、商談や活動の登録部分をメインにサポート。WalkMeなら、使いたい人にだけ表示されるように設定したり、条件を満たしたときにスマートウォークスルーが開始されたり、ユーザーに柔軟性を提供できます。これにより、営業担当者によるSalesforceの入力工数を削減するだけでなく、活動や商談商品などがきちんと登録された商談情報が増えていくことで、データの有効活用が期待されます。 最後にWalkMeの分析機能に言及した同社。重久萌氏は、「WalkMeで新しくリリースしたコンテンツの利用状況をインサイトでトラッキングしていると、リリースした直後は反応が良かったり、夜に画面を開いた人はなかなかアクションしてくれない傾向にあったり、時間帯による変化も見られて興味深いですね」と語りました。   今回は、すべての参加企業がSalesforceに対してWalkMeを導入していることもあってか、各社の事例紹介が終わるごとに次々と多くの質問が寄せられ、予定していたディスカッションの時間が取れなくなるほどでした。その中には、WalkMeの効果的な使い方にとどまらず、運用をまわすための組織の作り方や、ユーザーのヒアリング方法、ユーザーの生の声の活かし方なども含まれ、使えるヒントが凝縮された刺激的な時間を過ごしたようです。   ...

by WalkMe Team, September 14, 2022

7社7様の活用から拡がるWalkMeの可能性 ユーザー企業様が集い、定期的にノウハウや情報交換を行うWalkMeのユーザー会。2022年7月7日、NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」を会場に開催された今回は、7社からWalkMeの定着・活用支援を担う方々が参加。各社から実際のデモを交えた活用事例が発表され、他社のノウハウをヒントにさらなる活用の可能性を探ろうと、活発な意見交換が行われました。各社の運用状況を簡単にご紹介します。 7社20名の方にご参加いただきました! ご参加いただいた企業にご紹介いただいた活用事例の一部をご紹介します。(五十音順) オムロン株式会社SAP Aribaの目指す姿を実現する正しい操作をナビゲーション■対象システム:SAP Aribaグローバル標準の間接材購買システム「SAP Ariba」の日本への導入をきっかけにWalkMeの導入に踏み切ったオムロン株式会社。調達業務の標準化、プロセスの効率化、ガバナンスの強化を目指して既存システムからSAP Aribaに切り替えを行っているが、「グローバル標準の仕組みのため、日本特有の消費税の入力方法などは特に複雑で、該当のマニュアルを探す、その内容理解にも時間がかかるなどローカライズの課題と、今後ユーザーの増加が明らかで、問合せに対応しきれない可能性がありました」と溝田由美子氏。 日本の法規制に沿ったガバナンスの強化、データドリブンな活用を実現するための処理方法の標準化、問い合わせの減少による業務の効率化がWalkMeの導入目的です。「システムの正しい操作を、視覚的にナビゲーションすることで、SAP Aribaの目指す姿を実現できると考えています。極論ですが、WalkMeが最終的に不要になることが、最大の導入効果かもしれません。」(溝田氏) 大和ハウス工業株式会社ユーザーが意識せずに必要なデータや操作にたどりつける環境へ■対象システム:勤怠管理システム「リシテア」(日立ソリューションズ)10年以上使い続けた内製の勤怠管理システムから、18,000名のユーザーを対象にリシテアへの切り替えを進める中で、システム教育をおこなう期間が取れないことから操作補助の必要性を感じWalkMeを導入。目的の1つは勤怠管理システムの利用者の負担および不安の軽減。もう1つは、労務管理の制度・ルールの周知です。 試行期間を設けることなくリシテアを導入したことや、パソコンの稼働時間を労働時間とする客観記録にルール変更したこと、さらにはフレックスタイム制度を同時に導入したことなど、急な環境の変化にユーザーが慣れず、制度の使い方やルールも含めて周知が必要だったことが背景にあります。 WalkMeでの主な実装内容としては、吹き出しを活用した入力補助、重要事項への遷移率を高める仕組み、入力項目についての説明の付与、アンケートの実施など。「シャウトアウトやサーベイの機能を使ってお手軽にアンケートが行えるのはいいですね。短期間で回答率アップが期待できます。実際、約2週間で、アンケート対象ユーザー14,000名のうち7,000名が回答してくれました」と池田昇平氏。また、別途実施したWalkMe自体の効果測定アンケートでは、回答者の86%が「あってよかった」、93%が「便利になる」と回答したと言います。 メンテナンスは、ヘルプデスク部門とも連携し、問い合わせが多い理由を分析しながら定期的に実施しており、池田氏は、「ユーザーが意識せずに必要なデータ、必要な操作にたどりつくような環境を実現していきたいですね」と語っています。   国内大手製薬企業パッケージ製品のエンハンスを待つまでの”つなぎ”としても有効■対象システム:LifeSphere Reporter(アリスグローバル社) 国内大手製薬企業A社では、医薬情報担当者(MR)が医療関係者から安全性情報を収集した際に安全管理統括部門に報告を行うためのLifeSphere ReporterにWalkMeを導入しています。その導入目的は、安全性情報の報告遅延や不正確な報告を避け、コンプライアンスリスクを低減すると共に業務効率を改善すること。5月16日に稼働を開始したばかりで、ビルダー2名体制で月に1〜2回程度エンハンスを行っていく考えです。 「初心者でも入力しやすくしたり、入力規則に関する注釈や内容チェックを加えたりすることで入力のモレや誤りを削減していきたい」とご担当者様。システム標準では黒字でしか表示できない箇所を赤字で目立つように強調したり、ユーザーの習熟度によって使用するメニューを選べるようにしつつも、重要な入力規則の注意喚起は共通で表示したり、システムそのものにはない機能をWalkMeで補完できるメリットを実感しています。 「LifeSphere Reporterはパッケージ製品なのですぐにはエンハンスできませんが、WalkMeで欲しい機能を速やかに実装できます。エンハンスまでの”つなぎ”としても有効です。」(ご担当者様) 株式会社竹中工務店滅多に使わないシステムも誰もが迷わず操作できる環境を用意■対象システム:らくらく通勤費(株式会社無限)、PeopleSoft・HCM Cloud(日本オラクル株式会社)人事部門で通勤費の申請や身上の申請、人材開発系クラウドシステムにWalkMeを導入した株式会社竹中工務店。3つのシステムは、全社員にとって初めて触るものであり、一日中社外で活動している社員にとっては申請の時間がないという現状もありました。また、わからないときはマニュアルを読むより問い合わせをして直接聞くという社員が多い。さらに、身上申請などはルーティーンで行うものではなく、滅多にその必要性が生じないという特性もあります。少しでもわかりやすく効率的に申請が行える環境を用意することで、社員からの問い合わせを減らすこともWalkMeの導入目的の一つでした。 WalkMeでは、何を選べばよいのか、次にどこを押せばいいのかをわかりやすくガイダンス。「異なるシステムでもWalkMeで同じガイドボタンを統一的に使うことで、ガイドを押せばいつでもナビゲーションしてくれるという理解を定着化させることができます。社員からの質問が減ったという声もあるので、迷いなく使えているのかなという感触があります」と矢倉由香子氏。今後は社員にアンケートを取り、現状の使い方について詳細に把握し、さらに”操作を迷わない”構築を目指していく考えです。 ディップ株式会社分析に基づく機能追加により顧客でのサービス活用率向上に加え、営業メンバーからの問い合わせを25%削減■対象システム:面接コボットforアルバイト/HRコボットfor応募対応「面接コボットforアルバイト/HRコボットfor応募対応」では応募者対応をロボットが24時間、自動で行うことで「利用企業の工数削減」および「面接率の向上」を実現します。 このサービスは、運用前に「面接可能な日時の登録」など顧客自身での初期設定が必要です。サービス導入後、多忙な顧客でもスムーズにセッティングできるようそして、営業メンバーが販売時に開発チームへ仕様確認をすることなく商品説明できるよう、サービスUIをフォローする役割としてwalkmeを導入しました。 「ユーザーからの要望やよくある問い合わせをもとにだいたい月に2~3個の機能追加を行っています」と大西陸氏。 主な実装内容としては、管理画面へのログイン時にシャウトアウトで初期設定のガイダンスメニューを表示。さらにランチャーでスマートウォークスルーが開始され運用にあたり必要な設定を顧客自身でスムーズに完了できるようにしています。また、管理画面に「よくある質問」を設置。ケースごとに解決策を示した資料へ速やかにアクセスできます。大西陸氏は「一連の取り組みにより、顧客のサービス活用率向上に加え、営業メンバーから開発チームへの問い合わせも約25%削減できています」とその手応えを語りました。   西日本電信電話株式会社ユーザーの役割に応じたナビゲーションで5万人をサポート■対象システム:SAP SuccessFactorsSAP SuccessFactorsならびにWalkMeを5万人の社員が使用しているというNTT西日本。WalkMeの導入前は、社員の「使いにくい」という声に応えるために内製で対応してきたものの、細かい部分でのケアが難しく、またパッケージ製品では機能改修の柔軟性がないため、WalkMeの導入に踏み切ったといいます。データ活用による人材育成を目指すため、システムの利用を定着させ、データ品質を高める狙いもありました。 ビルダーご担当者の方は、「人材育成システムなので役割に応じた使い方があるのですが、WalkMeのおかげでそれぞれのタスクに応じたナビゲーションを実現できています。パッケージ製品では手の届かないところをWalkMeでサポートしてあげられます」と説明。インサイト機能により利用状況をモニタリングし、可視化できる点も評価しています。 日東電工株式会社(Nitto)SAPのグローバル導入をWalkMeの機能で効果的に支援■対象システム:SAP SuccessFactors、SAP Ariba、SAP FieldglassSAPのシステムをグローバルに導入しているNitto。たとえば、SAP Aribaは世界11ヵ国30数拠点に展開しており、バイヤー業務を中国に外部委託していることから、言語の違いの問題で差し戻しが発生することもしばしば。こうした手間を削減するためにWalkMeを導入し、要求元の操作補助、締日の連絡や検収の依頼といった重要情報の通知などの機能を実装しています。 実際のデモでは、ユーザーにやってほしくない操作を阻止したり、集計作業を見越して正確な入力を促したり、システム上では入力必須とされている項目に意図的に入力できないようにしたり、WalkMeの機能を使って効果的に制御している様子が説明されました。「問い合わせ数は20%以上減っていると思います」と上原佳子氏が語るように、その効果は着実に現れているようです。   事例発表後は、7社の担当者20名が4つのグループに分かれて情報交換を行いました。業種や業態、対象システムが異なるものの、抱える悩みや目指す姿は同じ。WalkMeという共通言語があることで会話がはずみ、「とても参考になりました」「自社に持ち帰ってさっそく実践したい」という声も多く聞かれました。   ...

by WalkMe Team, July 7, 2022

RISE with SAPの活用においてユーザーが適切にアクションしているかの分析を基に明確なゴール設定を実現。ユーザー体験を高めるデジタルアダプションプラットフォーム、WalkMeで、シームレスなシステム・データの連携、テクノロジーの価値を最大化します。ソフトウェア活用の本来の目的達成や効果創出に貢献し、誰もが迷いやストレスなくデジタルシステムを使いこなす「WalkMe」について解説します。 システム導入における「期待(理想)」と「現実」 想像してみてください。あなたが経営者もしくは導入を検討する立場だったとします。そこで、システムの新規導入を行うとしましょう。そこにある「期待」はどのようなものですか? 従業員や利用者がシステムを活用することで、業務の無駄やムラを削減・改善することができる システムを活用することにより、経営の課題解決および経営目標の早期達成 DX促進とビジネス変革の実現 などではないでしょうか。反対にあなたが従業員や利用者の立場だったとします。今日から、新しいシステムを利用するよう上司やIT部門から案内されたとしたら、そこにある「期待」はどのようなものですか? 新しいシステムを活用することでどのように生産性があがるのか? レガシーシステムではできなかったことができるようになる スピードアップや複雑さの低減 などがあるかもしれません。現実はどうでしょうか?経営者やシステム導入の担当者は、実はこんなことを考えているかもしれません。 従業員や利用者が新しいシステムを活用しているか(使いこなせているか) システム導入からだいぶ経ってるのに問い合わせが一向に減らないのはなぜか 導入目的は達成されているか、達成されるとしたらいつなのか(そろそろ経営報告もあるのに) そもそも投資対効果はあったのだろうか 一方で、従業員や利用者の立場ではどうでしょう? 先月もXXシステムを使うように通達が来てたのにまた新しいシステムが増えたの? YYの申請を提出したいだけなのに、どのシステムを使ったら良いのかわからないし、どこに問い合わせしたらいいのかわからない マニュアルばかり増えて、いちいち見て仕事するなんて時間の無駄だ マニュアルに貼られているスクシと実際の画面が違うんだけど本当に最新のマニュアル? DXと経営側は口だけ出して、皺寄せは全部こっちにきているのでは? このように、システムを導入する側と利用する側の「期待(理想)」と「現実」の間にあるギャップを埋めるのがデジタルアダプションです。そして、システム導入における本来の目的達成と利用者が迷いなくデジタルシステムを使いこなせるよう定着化を支援し、導入効果を最大限に生み出すために生まれたのがデジタルアダプション・プラットフォーム「WalkMe」(以下、WalkMe)です。 複雑なシステムや使い慣れていないシステムがユーザーにとってストレスにならないように WalkMeはWebアプリケーションにまるで“ユーザーに寄り添った形の様々な変化“を提供し、ユーザーがアプリケーションを使いこなし、生産性を向上させる効果を創出します。 例えば、SAP SuccessFactorsのブラウザ上の表示画面に対して、人の目に見えないレイヤ(層、またはカバーのようなもの)をかけて、その上にガイダンス、ポップアップ、ボタン、ツールチップなどを表示します(オーバーレイと言います)。これらは、 システム利用者が実施したいことを選択するとユーザーに寄り添いながら操作方法をステップバイステップでガイドします システム操作に迷いや戸惑いが発生する場所で補助的な説明を表示するなど、寄り添って伴走します 面倒な入力やクリック操作の代行や 参考資料へジャンプできる入り口を提供してくれます このように、最初は迷いなく使いこなすための「リアルタイム操作ガイド」からはじめ、組織全体の業務遂行能力を高める「業務ルールのコーチング」、ほかのツールと連携させた「オートメーション」、継続的な改善に取り組む「PDCAサイクル化」といった流れで、全社のプラットフォームとして使うまで適用範囲を広げていくことができます。 <SAP SuccessFactors上でのWalkMe> https://player.vimeo.com/video/714744259?h=f4ecf117b3&badge=0&autopause=0&player_id=0&app_id=58479 また、最近ではブラウザ上だけでなく、新たにSAP GUI上で同様の体験ができるようになりました。SAP GUI上にWalkMeをオーバーレイすることで、SAP基幹システムを利用する際の、ユーザーの生産性向上、トレーニングコストの削減、データ入力のミスの削減(入力データの精緻化)などに貢献することができます。 <SAP GUI上でのWalkMe> https://player.vimeo.com/video/714746434?h=9b5b5bee32&badge=0&autopause=0&player_id=0&app_id=58479 人からシステムに合わせるのではなく、システムから人に寄り添う時代へ 自動車の世界ではカーナビをはじめとするテクノロジーの進化を経由して、現在では衝突回避やレーンアシスト、自動運転技術など自動車側が人に寄り添う時代がすでに始まっています。 これは人がやりたいこと(やるべきことや目的地)を設定することで、自動車システムが先回りして実施してくれていることに、他なりません。 しかしながら、Webシステムにおける一般論では、やもすれば システム側のベストプラクティスや決められたお作法に人が従うこと をユーザーに求めがちです。さらにシステム導入側の立場になると、 多額のコストを投資し、当該システムをカスタマイズし、無理矢理でも自社のプロセスに合わせようとし、 複雑なオペレーションをユーザーに求めたり、 カスタマイズのしすぎから柔軟な変更やシステムの改修に対応ができず、さらなる運用コストの増加が生まれる ことも珍しくありません。WalkMeを使うことで、新たに導入するツールを「人に寄り添うシステム」として変革し、最小限のカスタマイズでユーザーに貢献することができます。また、業務プロセスを完了させるまでの道筋をWalkMeが伴走することで、誰でも簡単に使いこなせるようになります。例を見てみます。 例えば、入力フィールドに「半角カタカナ」のような入力制限は多くのシステムに存在しますが、いざ保存ボタンをクリックした時に、エラーが表示され、どこでエラーが表示されたかを探す、といったシーンも少なくありません。また、これをシステムで対応していないとなると、無理やりカスタマイズして入力制限をかけることもあるでしょう。WalkMeを利用すると、操作ガイドとして、このような入力規則を適用することができるので、すぐに問題点を示すことができ、やるべきアクションを促すことが可能です。もちろんシステム側へのカスタマイズは一切不要です。 <WalkMeによる入力フィールドへの制御例(半角カタカナの制御)> 利用者に対し、情報補足することも簡単です。例えば、初めて利用するシステムのボタンやメニューにどんな機能がついているのか?通常であれば、ユーザーは恐る恐るクリックしたり選択したり、または確認のためにマニュアルを探したり・・・といったことになるでしょう。もしかすると、一旦クリックすると戻れなくなり、ブラウザを閉じてしまうことになるかもしれません。 WalkMeを使えば、その場で情報を表示することができるので、初めて利用するユーザーの迷いや戸惑いが発生することはありません。これは初めて使うユーザーにも効果的ですが、ベテランのユーザーであっても、マニュアルを丸暗記しているわけではないので、業務プロセスを正しく完了させる上では大変重要な要素なってきます。 <WalkMeによる情報補足例> (SAP Concur上での、経費タイプによる規定表示ボタンの切り替え及びツールチップによる情報補足) PDCAを早期に回すための効果測定&分析(アナリティクス)ツール WalkMeは、デジタルアダプション領域では他の追随を許さない機能性を保持しているにもかかわらず、毎週のように大小様々な機能の追加や改善が行われています。これは、WalkMeがグローバルで数百名規模の開発メンバーを抱え、開発を重視していることと、創業からすでに10年以上経つことによる経験・積み重ね・実績があるからです。(webサイトより抜粋:https://www.walkme.co.jp/blogs/technology-07/) その全てが、WalkMeの「プラットフォーム」としての強みとなっています。WalkMeデジタルアダプションプラットフォーム、英語名:WalkMe Digital Adoption Platform = WalkMe DAPと称しているのはそのためです。 <PDCAを回すための全ての機能をプラットフォーム提供> 効果測定・分析ツールと言っても、WalkMeではプラットフォームを標榜しているからこそ、経営者層、ミドルマネジメント層、導入担当者、それぞれの指標や粒度に合わせた効果測定や分析が可能です。 また、WalkMeではData -> Action -> Experienceをコンセプトに、ユーザーの行動データを元にPDCAを回すアプローチを強力に押し進めており、それに伴った新規ダッシュボードや分析ツールの開発をさらに進めています。 例えば、 システム投資に見合った利用状況であるかを一元的に判断するダッシュボード 複数の指標を総合し導入KPIを達成できているかのKPI管理ダッシュボード 個別のWalkMeガイダンスのステップごとの実行回数や離脱状況を判断したり、業務プロセスにおけるWalkMeガイダンスやシステム改修の示唆を見出す分析ツール などです。 <KPI管理のためのダッシュボード:Digital Adoption...

by WalkMe Team, May 30, 2022

WalkMeユーザー6社が集結、各社の活用事例とノウハウを公開 WalkMeでは、ユーザー企業様が定期的にノウハウや情報交換をおこなうためのユーザー会を開催しています。今回は、WalkMeの定着・活用支援を担うビルダーのお立場の方に集まっていただきました。6社の企業が活用事例を発表し、参加者からは「他社の活用事例が参考になった」と好評で、懇親会でも交流も活発におこなわれました。 6社17名の方にご参加いただきました! ご参加いただいた企業にご紹介いただいた活用事例の一部をご紹介します。 NECネッツエスアイ株式会社 加藤真裕様 齊藤大蔵様 笠間雄樹様 通信、放送設備のインフラを担うNECネッツエスアイでは、2019年にSalesforceを導入し、約1000名の営業メンバーの活用レベルの平準化を目的にWalkMeを適用しました。本格稼働の後も、Salesforceの新機能のリリースやバージョンアップへの対応のため、ビルダーが日々改修を行っています。実装しているWalkMeの機能は基本的なもので、取引・商談・活動などの各項目に実装するSmartTips(スマートティップス)、初心者や営業活動の入力のガイダンスのためのSmart Walk-Thrus(ウォークスルー)、メンテナンスや新機能のリリースを告知するShoutOuts(シャウトアウト)など。 事例紹介のデモでは、新たな取引を開始する際の「新規商談」と「新規物件」の連携、商談フェーズが進んだ場合での競合情報などの必要入力を促す仕組み、上司に相談したい場合のChatterとの連携など、日々の営業活動から蓄積されたデータを、しっかりと活用していくために随所に組み込まれた工夫が紹介されました。 目的は、Salesforceを営業支援システム(SFA)として定着させること。「ユーザーにWalkMeを意識させずSalesforceに溶け込むように感じさせています」と加藤さんは言います。 ソフトバンク株式会社 丹羽亜純様 増馬勇様 ソフトバンクでは、法人の携帯端末契約者向け管理サイト「法人コンシェルサイト」にWalkMeを導入しました。 法人契約の提供サービスは複雑になるため、お客様からの問い合わせも多く、コンタクトセンターの業務の削減と効率化が目的でした。ログイン時でのパスワードの忘れや、ログイン後のメニューでの誤った操作の際には、SmartTips、Launcherなどでガイドを表示することで、サイトの離脱率の低下にむけて取り組んでいます。 もうひとつの目的が、「お客様の声の見える化」でした。コンシェルサイトへのお客様評価を直接伺う機会がないことから、Surveyによって週次でお客様の声を分析し、社外の不特定多数のユーザーの声をから、半年の間に早いスピードで構築と改善を積み重ねています。事例紹介では、お客様の要望からの改修したポイント、ネガティブなコメントも公開。「お客様の声はひとつも無駄にできません」と発表者の丹羽さんは語ります。今後は、Smart Walk-Thruのスキルをアップしてさらなる向上を目指しています。 外資系大手金融グループのA社では、社内の基幹システムのSAPと連携した、Concur、Ariba、Fieldglass、SucessFactorsにWalkMeを導入してます。またこれ以外にも、Archer、SN法務審査・管理への適用も今後計画しています。派遣社員管理のFieldglassのユーザー数は2500名、それ以外のユーザー数は5500。これら数多くのクラウドツールが存在するため、社員の活用の定着が課題でした。それぞれのツールのわかりにくさを解消し「マニュアルのない世界を目指す」(齋藤さん)ことが目的でした。それぞれ社内に2名〜4名のビルダーを置き、メンテナンスの頻度は1〜2ヶ月に1度です。 購買調達ツールのAribaにおける事例では、各部署からのソーシング申請の改修例をデモで紹介。 Smart Walk-Thrusを用いることで、操作に迷いがちな導線を自動に誘導させることや、フリー記述欄でのテンプレートによる申請内容理解を効率化しました。さらに、不備が出やすい登録情報に対して、正しい入力ルールを表示するなどの機能をSmart Tipsで実現しています。こうした入力支援によって、各部門の調達の申請の効率は改善し、申請受付工数の削減、不備申請の削減が実現できました。 また人事部門が管理する派遣社員の出退勤管理システムのFieldglassでは 誤入力しやすい操作画面にLauncherによって注意文言を表示、Smart Walk-Thrusによる操作ガイドによって、管理者への問い合わせや不備申請、マニュアル閲覧工数を大幅に削減しました。 開催10分前には皆さんお集まりいただき、着席に! 株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ 森慎太郎様 荻田健夫様 JTBビジネストラベルソリューションズは、出張時の申請、チケット手配から精算までを一括管理する「J’sNAVI NEO」にWalkMeを適用しています。J’sNAVI NEOのユーザー数は80,000名のうち、WalkMe利用ユーザー数は5,000名。 企業の海外出張の精算業務は、複雑な旅費規定などのルールが伴い、社員の業務の中でも負荷が高いものです。今回の事例発表では、出張時の立替精算業務のシステムを使いやすくするための入力支援の仕組みが紹介されました。 たとえば複数都市にまたがる海外出張の場合、日当が複雑となり、基礎日当、宿泊加算、海外加算などの細かい規定を確認する必要があります。そのためSmart Walk-Thrusによって、日当の入力を支援する仕組みを実装。ガイドを適用することで誤った日当申請を防ぎ、上長の承認時のチェック工数や差戻件数が削減されるなど、出張申請から承認までの業務効率が大幅に改善されました。一方、「ルールが複雑なため、シナリオの数やWalk Thruのステップが膨大になってしまう」という課題もあるといいます。今後ActionBotなどの有効利用に取り組んでいく予定で、WalkMeの協力もさらに期待したいと、発表者の森さんは語りました。 一般財団法人ヤマハ音楽振興会森若卓也様 目取真裕希様 正木秀明様 山田義貴様 中村百子様 幼児から大人までの音楽レッスンを提供するヤマハ音楽振興会は、十数年ぶりの教室管理システムの刷新を行ったものの、前システムとのギャップへの戸惑いが生じていました。会場の数は約3,000、ユーザー4,000名という大規模なビジネスのシステムを少人数で回す必要がありました。マニュアルは制作したものの分厚くなってしまい導入初期に運用困難に直面。上司からは“この後やっていけるの?”と言われ、解決のためにWalkMeが導入されました。 現在、2名のビルダーによって、月に一度の本体画面へのメンテナンスや、毎週のチャットボット更新をおこなっています。主な実装内容としては、4つの機能を実装しました。 ユーザが操作しながら手順を確認する事で、ユーザの負担を軽減ためのSmart Walk-Thrus、ユーザが疑問に思った箇所を、自身で確認する機会を提供するSmart Tips、操作時に、注意事項の確認機会を提供するLauncher、月1回、月初めにお知らせを表示するなど、ユーザへ新機能等の確認機会を提供するShout Outsです。Shout Outsの画面は時期、季節性を考慮したイラストなどユーザーの親しみを増すように配慮しています。 またActionBotによるFAQチャットボットの提供によって、ヘルプデスクへ問い合わせの前に、自己解決の方法をユーザーへ提供しました。さらにFAQの使用状況を分析することで、ユーザーが現在困っている事象を把握することもできました。 「連日、研修、移行、導入後の問合せも、少数精鋭でやってます!WalkMeは、もう一人のサポートメンバーです」とメンバーの中村百子さん。今後はFAQチャットボットをさらに進化させ、他のWalkMeの機能とも連携させたいというのがチームの願いです。 グローバルヘルスケア企業のB社では関連会社と共に、SalesforceとWalkMeシステムによる「SIRIUSプロジェクト」を進めています。Salesforceを医療機関向けのSFAやカスタマーサービスとして活用する上で、操作の定着/利便性向上を図ることが目的です。2020年の12月に稼働、現在のユーザ数は1,090名で、ビルダーは利用範囲毎に担当で5名。 医療機関へのアポイントメントや商談管理をおこなうために、「画面項目の入力規則、例をスマートツールチップで案内」「検索型項目の検索ワードの自動セットによる検索機能の向上」「スマートウォークスルーによる自動化で入力負荷の軽減」「エラーチェック・入力チェックの実装」などの機能を実装し、システム利用のアシストと問合せの軽減しています。 活用方法に関する具体的な質問など、懇親会も盛り上がりました! 以上の6社の発表が行なわれたユーザー会ですが、参加者の事後アンケートでは、ほぼ全員が「満足」「他の人にも勧めたい」という結果でした。多くの方から「他社の具体的な事例を聞くことで参考になった」という声をいただきました。事例発表会の後の懇親会でも、みなさん積極的に交流し、情報交換がおこなわれていました。今回はおもにビルダーの方が対象でしたが、今後もさらに枠を広げて継続的に開催していく予定です。 ...

by WalkMe Team, April 26, 2022

こんにちは、WalkMeのSです。遅ればせながら明けましておめでとうございます。 デジタルアダプション実装解説、第七回目です。 あっという間に前回の更新から4ヶ月経ち、年も明けてしまいました。 更新が遅れまして申し訳ありません!!。 ここまでの連載では主にEditorを利用したWalkMeコンテンツの作成方法を お送りしてきましたが、今回は少し目線を変えてみたいと思います。 WalkMeの機能の豊富さ WalkMeはデジタルアダプション領域では他の追随を許さない、機能性を保持しているにもかかわらず、毎週のように大小様々な機能の追加や改善が行われています。 これは、WalkMeがグローバルで数百名規模の開発メンバーを抱え開発を重視していることと、創業からすでに10年以上経つことによる経験・積み重ね・実績があるからです。よく既存のお客様やご検討中のお客様からも、「WalkMeは痒いところに手が届きますね」と言う表現でご評価いただくことも多いです。 WalkMeの製品優位性 デジタルアダプションに必要な機能の豊富さ 一口に機能と言っても、いろいろな種類がございます。 エンドユーザーが利用するガイダンス、ツールチップ、ポップアップのような基本的な機能 管理者がコンテンツ作成に利用する機能(コンテンツ作成ツール、テンプレート集、Visual Editorなど) 分析や改善に利用する機能(管理者の階層に応じたダッシュボード、レポーティングなど) それらを支えるコア技術やサービスとしてのセキュリティ デジタルアダプション領域におけるWalkMeのカバー範囲 これらはデジタルアダプションを考える上で深みの部分であり、WalkMeがその価値を提供するために、歳月をかけて蓄積したラインナップとなっています。(この深みの軸に加えて広さの軸がありますが、広さについてはまた別の機会に!) 豊富な機能のための複雑さ 一方、どのSaaS製品(特に海外製品)にも言えることかと思いますが、機能が豊富であるための複雑さを、デメリットとしてあげられることが多いのも事実です。国内製品ではなく、海外製品であるための取っ付きにくさも、余計にそう言う印象を与えている可能性もございます。(そのためローカライズやインターフェースの改善なども順次進めております) ただ、正直なところ全ての機能を使いこなす必要はありません。(私自身も全ての機能を事細かに正確に理解しているわけではありません。汗。)その意味を次から考えてみます。 Digital Adoption Platformの本来の導入目的は? WalkMeをご選定・ご利用いただく上で、目的としていることは何でしょうか?よくお伺いするのが、 ユーザーの迷いを軽減させたい 業務プロセスの正しいオペレーションをガイドしたい マニュアルをなくしたい 正しいデータを入力させたい 問い合わせをなくしたい これらの導入目的の多くが、言い換えるとエンドユーザーに『対象システムの操作』を覚えさせたい『対象システムの操作』間違いを減らしたいという目的であることが多いです。一方、WalkMeを利用しようとしている対象システムの導入目的は何でしょうか?たとえば顧客管理のシステムであれば 顧客管理を正確に実施し正しいセールス活動を行い売り上げをXXX円達成する 人事システムであれば 全社の人材データを一元的に正確に管理し正しい人的リソースの配置を行う それにより社員のキャリアプランに沿った育成を行うことで企業価値を向上する 経費精算システムであれば 経費精算ルールの徹底と電帳法の改正に則った・・・する などです。このように、Digital Adoption Platformを導入する対象となるシステムの本来の導入目的を考えると、『対象システムの操作』をユーザーが覚えたり正確に把握することが本当に必要なんでしょうか? 操作を覚えるためのWalkMeコンテンツとそうでないコンテンツ 操作を覚えるためのWalkMeコンテンツ、と、そうでないWalkMeコンテンツどんな違いがあると思いますか?例えば以下のようなシチュエーションを想像してみてください。 <シチュエーション> 人事のよくあるイベントとして”結婚”があります。結婚に紐づくイベントとして”引っ越し”をしたことを想像してみてます。 引っ越しをしたら住所の変更を”人事システム”に入力しないといけないとしましょう。人生において何度も住所変更をすることはまれですから、システム上の住所の変更方法(どこで何をすべきか)を確実に覚えている方はそこまでいらっしゃらないかと思います。以下は住所変更を人事システムで行う際のWalkMeのコンテンツ例です。参考までにタイマーを入れています。動画は最大化してご覧ください。 <操作を覚えるためのWalkMeコンテンツとしてよくある例> https://player.vimeo.com/video/671046863?h=593d829295 <操作を覚えるためではないWalkMeコンテンツの例> https://player.vimeo.com/video/671047039?h=fc7a10b4b0 さぁ、皆さんはどちらがお好みですか?? WalkMeの機能の豊富さの意味 2つのコンテンツの違いどちらが正解というものはありませんが、WalkMeであればどちらももちろん対応できます。ただ、人事システムの導入企業の目的に沿ったもの、と考えると、”映え”てるコンテンツは自ずと決まるのではないでしょうか?我々はWalkMe(つまりはDigital Adoption製品)をご検討いただく際に、本来のご検討目的 →対象システムの導入の目的 →自身の所属する企業の目的 これらを正しく理解し、それらを達成するために必要な打ち手がDigital Adoption Platformとして揃っているかを、ご検討いただくポイントとしてお勧めしております。WalkMeを正しくご選定及びご利用頂くために、そう言った本来の目的や価値を追求し、認識を合わせていただいた上でWalkMeを評価頂きご利用いただくことを大事としております。(導入プロジェクトにおいても目的や価値を見失わないためのセッションを行います) 逆に言うと、WalkMeでは、お客様の企業としての目的や価値を達成するための機能やツール群を日々追加・改善しご用意しているということです。様々なシステムやお客様にご対応できるように、機能の数はおのずと増え日々進化したものとなっております。 今回は、WalkMeをご選択頂く意味・価値、と題して、デジタルアダプションツールをご検討頂くために考慮いただくべき内容を少しご紹介しました。 ■セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説シリーズ■ 第一回:WalkMeを動かすときに必要なことは? 第二回:WalkMeはどんなシステムで利用できるのか? 第三回:ノーコード・ローコードでコンテンツ作成:WalkMe Editor 第四回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成 Part1 第五回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成 Part2 第六回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成...

by WalkMe Team, January 28, 2022

こんにちは、WalkMeのセールスエンジニアのSです。 セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説、第六回目です。 間で番外編を二つ挟んでしまったので、3ヶ月ぶりの更新になっています。 大変申し訳ございません!引き続き連載をがんばってまいります! おさらい 第五回の連載では、WalkMeでの”映え”を意識した、スマートチップスの作成をご紹介しました。今回はWalkMeのボタン機能を利用した”映え”コンテンツをご紹介したいと思います。この連載では既におなじみになりました、”カーナビをイメージ”してみますと 今回は道中のお勧めスポットの紹介 = PDFや動画などのリソース提についての”映え”コンテンツとなります。 想定シチュエーション 例えば、経費精算システムを想像してみます。経費の精算業務で良くあるシチュエーションとして、いざ精算しようと思い金額の入力ページに辿りついたのに「この経費って規定上いくらまで精算OKだったっけ?」のような、記憶が曖昧なものってありますよね。 例えば以下のように出張に行って“ホテル代”の精算をしたい場合を考えます。 こんな時、実際にユーザーが”精算上限”を確認するためにどうするかと言うと、こんなことが想定されます。 隣の人に「ホテル代っていくら上限だっけ?」と聞く 隣の人がいない(リモートワークの環境)とSlackや社内コミュニケーションツールで同じ部署の人に聞く 同様に上司に聞く・・・でもわからない しょうがないから経理部門に電話して聞く 結果、「規定に書いてありますよ」と回答を得る 規定集を探す。場所がわからず、隣の人に聞く・・・などなど・・・・ 5まで進まないまでも、3あたりまででもだいぶ時間(コスト)もかかり、場合によってはせっかく途中まで入力したのに”気づいたら経費精算システムから自動ログアウト(トホホ)”なんてこともあるかもしれません。 コンテンツ作成(ランチャー・リソース) では、この場面では、WalkMeのランチャーとリソースと言う機能を使ってみます。 ※使い方のイメージをより具体的に感じて頂きたいので、ビデオを適宜埋め込んでおります。ぜひご参照ください。 まずはリソースを使って、精算のための”旅費規定”の情報をWalkMeに設定します。白い十字ボタンをクリックし、”リソース”を選択し、”説明”をクリックします。名前を適宜指定します。表示モードは”ライトボックス”にしておき、旅費規定が保存されているURLを指定します(ここではSharepoint上のURLを指定しています)。再生ボタンを押すと、表示されたことがわかります。ライトボックスを指定することによって”埋め込み”の形で表示できます。 https://player.vimeo.com/video/588694937?h=c4c980fb1c 次はこの旅費規定を表示するためのボタン(ランチャー)を配置します。白い十字ボタンをクリックし、”ランチャー”を選択します。名前を入力し、配置したい場所を指定します。ボタンの位置を変え、目立つようにボタンの色とフォントを修正します。最後に、ランチャーを押した際に上記で指定した”旅費規定”が開くように仕込みます。一連の動画がこちらです。 https://player.vimeo.com/video/588710683?h=ed8b459c55 "映え”コンテンツへ さて、ボタンを押すと”旅費規定”が表示されるように作ることができました。これだけでは”映え”が足りていません。このままでは、ホテル代以外の経費タイプを選んだ際にも、”旅費規定”ボタンが表示されてしまうからです。 では、最後に経費タイプが”ホテル代”の時のみ”旅費規定”ボタンが表示されるように変更してみましょう。 作ったランチャーをクリックし、設定画面を開きます。左の表示条件タブから、”ルールを作成する”をクリックし、表示条件を指定しします。今回は、経費タイプの文字列が”ホテル代”の時のみ表示されるようにします。経費タイプを切り替えた時に都度反応するようにしておき、保存を押します。 https://player.vimeo.com/video/588777250?h=2091eeacd0 すると、ビデオで見ていただける通り、経費タイプに”ホテル代”を選択している場合にのみ”旅費規定”のボタンが現れていることがわかります。いかがでしょうか、”より寄り添った”情報提供が可能になっていませんでしょうか? 今回は、”映え”コンテンツの作成#2、と題して、ランチャーとリソースを作った、寄り添いコンテンツをご説明しました。次回はもっともっと映えていければと思います。 ■セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説シリーズ■ 第一回:WalkMeを動かすときに必要なことは? 第二回:WalkMeはどんなシステムで利用できるのか? 第三回:ノーコード・ローコードでコンテンツ作成:WalkMe Editor 第四回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成 Part1 第五回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成 Part2 第六回:WalkMe エディタ(Editor)によるコンテンツ作成 Part3(本記事) ■セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説シリーズ(番外編)■ セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説 番外編 セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説 番外編その2 ...

by WalkMe Team, August 20, 2021