トピック: デジタルトランスフォーメーション(DX)

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私たちは、大規模で不可逆的なディスラプションのさなかにいます。 あらゆるインダストリがかつてないほどのスピードで変化を遂げており、「ネクストノーマル」の段階にあります。デジタルトランスフォーメーションに遅れをとっている企業が他の企業に追いつくことは、動いている列車を追いかけるようなものです。 つい最近までは、テクノロジーに関する問題は全てCIOの責任でした。それが今では、ビジネスのあらゆる局面でテクノロジーの能力向上が求められています。 デジタルトランスフォーメーションとは デジタルトランスフォーメーションは耳慣れた言葉になりましたが、その本当の意味までは同じだけ理解されているとは言えないでしょう。 この言葉は「進化し続けるデジタルの世界に合わせて、組織全体のあらゆる業務を再構築する取組み」と定義することができます。具体的な内容としては、強固なデジタル戦略の採用、新しいテクノロジーの導入、デジタルツールによるカスタマーエクスペリエンスの向上などが含まれるでしょう。 デジタル的に成熟するということは、どこか決まった地点に到達したところで完了できるタスクではありません。変化する環境へ継続的に対応し続けることが要求されるものです。多くの要素が企業のデジタルトランスフォーメーションの後押しをしてくれます。 中でも、新しいテクノロジー、発展途上のデータや分析ソフトウェア、新興のデジタル企業、そして顧客の要求は、強力な影響力を持っています。革新的なデジタルツールの導入を成功させなければ、企業は競合他社に追いつくことができなくなります。 なぜDXはプライオリティが高いのか 革新的な新企業が生まれ、競合企業がデジタル化する中で、顧客獲得競争はかつてないほど激化しています。テクノロジーによる改革を先延ばしにすれば、よりよいサービスを求める顧客の要求を満たすことが難しくなり、企業の存続も困難となります。COVID-19以降、企業はリモートワークから非接触型サービスへの大規模なシフトを行っています。 WalkMeの社長兼共同設立者であるRaphael Sweary氏は、このように述べています。「テクノロジーの優先順位が変化していることは明らかです。COVID-19以前の企業は、『あったらいいな』という技術を試していたかもしれませんが、今日ではコアビジネスに不可欠なもの以外は、全て捨てなければなりません。自社のニーズに合った適切な技術を見極めた企業が成長していくでしょう」 DXに必要な新しいマインドセット このデジタル時代に成功するためには、新しい精神的枠組みをが必要です。変化を、始まり、中間、終わり、といったプロセスと考えるのではなく、常に変化するものと考えなければなりません。変化を受け入れる文化を構築するには、ビジネスアジリティと適応性を企業価値に組み入れる必要があります。さらに、新たなリーダーシップ特性も必要です。 ポストDXのリーダーとして最も重要な特性は、透明性とコミュニケーション、説明責任(アカウンタビリティ)、学習に対するオープンな姿勢、そしてイノベーションの精神です。常に戦略的でありながら柔軟であり、説明責任と信頼を示す姿勢が要求されます。 デジタルIQはゲームを制する テクノロジーの発展が加速するにつれ、ついていくのは困難になります。 PwCが発表した最新のデジタルIQレポート(英語)によると、ソフトウェアへの投資から一貫してROIを生み出すことができるのは、「トランセンダー」と呼ばれる調査対象企業のわずか5%であることがわかりました。報告書によると、デジタルに優れたトランセンダー企業は、次のような点で優れているそうです。 変化を強制する (口にするだけで終わらない) デジタルは個別の施策ではなく、企業戦略そのものである テクノロジープロセスやオペレーティングモデルへの投資額が他社よりも33%多い スキルアップへの投資が多く、63%がオンボーディングプロセスの完成度を高めることに注力している トランスフォーメーションに終わりはないことを理解し、構築し続けることにフォーカスしている DXの最大の障害とは 人は変化を恐れる。それが本質です。すべてがうまくいっているように見えるとき、新しいことを導入するのは怖いものです。 何かを変えて失敗したらどうするか?新しいプロセスやルール、ソフトウェアが必要になるかもしれないし、日常業務がより困難になるかもしれない。組織が変化しようとしているときには、こういった考えが従業員の頭に浮かびます。特に、その変化が新しいテクノロジーの導入を伴うものである場合には、その傾向が強くなります。 デジタル・トランスフォーメーションの取り組みを頓挫させる障害の中でも、人の要素は最も大きなものです。変化への抵抗は、克服すべき最も重要かつ困難な課題です。 デジタルトランスフォーメーションの取り組みをスムーズに進めるためには、変化は脅威ではなく機会であることを従業員に理解してもらう必要があります。何が変わるのかを明確にして、一貫したコミュニケーションを取ることが大切です。アイディアを従業員に提供してもらい、変革が始まったらフィードバックを提供します。従業員を議論のテーブルに着かせることで、洞察を提供し、変革のイニシアチブを支持してくれるようになります。 ソフトウェア導入での考慮点 人事の課題に加えて、ソフトウェアの選択と導入にも当然課題があります。ソフトウェアを選択する前に、経営者が考慮しなければならない重要な点がいくつかあります。 ソフトウェアで解決したい課題は何か ソフトウェアに備わっているべき機能は何か 組織の成長を考慮した拡張性があるか ソフトウェアのセキュリティ機能は十分か ユーザーにとって最も重要なことは何か プラットフォームはどのようなデータを生成し、それをどのように活用できるのか 予算はどのくらいか 社員にはどのようなトレーニングが必要か 成功のカギを握るのはトレーニングとサポート デジタルトランスフォーメーションに向けて、社員の準備には万全を期しているかもしれません。しかし、いざ新しいソフトウェアを導入しようとしたときに、トレーニングが不十分だと、それまでの努力が無駄になってしまいます。 デジタルトランスフォーメーションを成功させるためには、効果的なトレーニングが不可欠です。これがないと、従業員はイライラしたり、やる気を失ったりします。効率的に仕事をこなすことができず、全体的な生産性が低下してしまいます。集合研修でのセッションやウェビナーなどの従来のトレーニングモデルは、もはや現在の企業パラダイムには適合しません。それよりも、必要な時に必要な内容のガイダンスを提供するツールの方が効果的です。 デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)は、ソフトウェアのオンボーディングツールとして効果的であることが実証されています。DAPは、ユーザーのつまづきポイントを自動的に検出し、リアルタイムでナビゲーションを提供することで、あらゆるプラットフォーム上のタスクを簡単に実行できるようにします。また、DAPは導入後も継続的にサポートを行うことで、忘れてしまうようなことを防ぎます。 自信をもってデジタルトランスフォーメーションに取り組む 業界を問わず、デジタルトランスフォーメーションがビジネスの戦略上の必須事項であることは誰もが認めるところです。問題は、変革するかどうかではなく、どのように変革するかです。 大きな変革には、強力なリーダーシップとアジリティ、そして勢いが必要です。企業文化を進化させ、従業員の賛同を得るのは、リーダーの仕事です。適切なデジタルツールを選択し、最高のトレーニングを提供しなければなりません。 ———- WalkMeではデジタルトランスフォーメーションの成功のカギとなるデジタルアダプションプラットフォームのご提案を行っています。ご相談・お問合せは「お問合せフォーム」よりお寄せ下さい。 ...

by WalkMe Team, July 7, 2021

こんにちは、WalkMeのセールスエンジニアのSです。 セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説、第三回目です。 今回からWalkMe管理者のツール「WalkMe Editor」についてお話しします。 最初に用語の整理ですが、WalkMe Editorのことを、 単に「Editor」や「エディタ」と呼んでいます。 一方、エンドユーザー側を「Player」や「プレイヤー」と呼んでいます。 このブログでは、WalkMe Editorを「エディタ」、 エンドユーザー側を「プレイヤー」としていきます。 次にお知らせです。 なんと、WalkMe Editorに日本語インターフェースが加わりました! これまでWalkMeをご検討頂いていたたくさんのお客様、そして既存のお客様から 「英語しかないのですか?」 「英語だとわからない」「結局外資のツールですね・・・」などなど、 ご指摘・ご要望を頂いておりましたが、大変長らくお待たせをいたしました。 この3月よりエディタの日本語インターフェースのご提供が可能となりました!!! 単に翻訳業者で翻訳にかけたわけではありません。 イスラエルのプロダクトチームと日本の技術メンバーが 共同で翻訳を含む日本語化プロジェクトを進めてまいりました。 技術的な仕様の制約などにより、全てを日本語化しきれているわけではないですが、 現在日本語化できてない部分も今後順次改善をはかってまいります。 ※既存のお客様で、日本語をご利用になりたい場合は 個別の対応が必要となりますので、担当の営業、CSMまでご相談ください。 さて、このエディタによるWalkMeコンテンツの作成ですが、 「作成にはプログラミング・コーディングの知識が必要ではないのですか?」 「とにかく難しそう」「どう言うスキルが必要なのですか?」 などなどの、不安のお言葉を頂くことが多々ございます。 そんな時に、お答えとしては以下の様にお答えしております。 <以下の素養をお持ちであればコンテンツ作成は可能です> プログラミング・コーディングの知識は必須ではありません。 あると理解が進むが以下の知識は必須ではありません。 ウェブの基礎知識 HTMLやCSSの簡単な知識 jQuery等もわかると尚可 エディタの使い方を理解することが重要です。 やりたいことに対して どのようにエディタを操作すれば実現できるかを知っていること あるいは、知らない場合でも、調べ方を把握できており、新しい知識を得ながら実現できること エディタはGUIのツールです。 マウス操作とキーボード操作ができれば使うことができます。 ”じゃぁ、エディタの使い方を理解”ってどうするんだ? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 エディタの使い方をご理解いただくために、 WalkMeとしてご提供可能なリソースやサービスは以下の様な例がございます。 WalkMeご検討のお客様にセールスエンジニアによりハンズオンを含めたエディタのワークショップを行わせていただく 弊社の導入プロジェクト内では、コンテンツ作成のご担当の方に、スキルトランスファーを実施させていただく ご契約いただいたお客様にはe-Learningのコンテンツを無償でご提供 弊社のサポートサイトでは日本語のコンテンツを順次追加 などなど ご検討・ご契約頂く内容により対応内容が異なるケースがございますので、 ご興味をお持ちの方は、まずは弊社までお気軽にお問合せください。 今回は「ノーコード・ローコードでコンテンツ作成:WalkMe Editor」と題し、 WalkMeの管理者ツールであるWalkMe Editorの 日本語インターフェースのお知らせと、 コンテンツ作成に求められるスキルについてお話しました。 次回以降は、実際のコンテンツ作成の方法について、 少しづつDeepDiveしていきたいと思います!  ■セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説シリーズ■ 第一回:WalkMeを動かすときに必要なことは? 第二回:WalkMeはどんなシステムで利用できるのか? 第三回:ノーコード・ローコードでコンテンツ作成:WalkMe Editor(本記事) ...

by WalkMe Team, March 5, 2021

地球全体を覆うプレートはとても神秘的です。その境界と相互作用は、巨大地震を引き起こすなど、私たちの環境に大きな影響を及ぼしています。しかし、意外と知られていないのは、実はプレートが地球の気候を安定させ、私たちにとって住みやすい環境を作ってきたということです。 たまに、通常のビジネスのやり方をシフトする地殻変動が起こります。最も直近の地殻変動は、今現在も進行中のものです。そして、どうすれば「通常のビジネス」に戻ることができるかを考えるのではなく、私たちは今、この「次の通常(ネクストノーマル )」をとらえ、新しいビジネスの現実を受け入れるという重要な意思決定を行う場面に直面しています。 (本記事は、「Digitization Is Tectonically Shifting Your Organization. Are You Ready?」の抄訳です。) 2ヶ月で10年分のデジタルトランスフォーメーション この地殻変動をかつてないものとして特徴づけているのは、私たちの世界のデジタル化です。パンデミックの前、私たちの身の回りで起きていたデジタル変革は、明確な先行者(Leaders)と遅れをとる者(Laggards)を生み出しました。先行者は、最新のテクノロジーを取り入れ、フルスピードで前に進みました。一方、遅れをとる者は、デジタルトランスフォーメーションの移行に期限を設けず放置していました。皆さんもお分かりのように、期限のないことの問題は、最終的には手遅れになってしまうことです。長く待ちすぎた私たちは、もう今は急いで追いつかないといけないのです。 しかし、ネクストノーマルといえるこの地殻変動は、先行者と遅れをとる者の間の溝を広げるとは限りません。むしろ、各組織にとっては、デジタルトランスフォーメーションの取り組みに優先順位をつけるチャンスといえます。新型コロナ危機の特徴的な点は、10年に及ぶデジタルトランスフォーメーションを2ヶ月で実現することを組織に強制したことなのです。 その好例が医療業界です。イギリスでは、2019年にビデオ会議を介して行われた診療は、初診の1%未満でした。ロックダウンの状況下では、100%の患者が遠隔でトリアージされ、その後、対面で診療を受けたのは 7〜8% のみです。さらに、銀行業界のオンラインバンキングは、劇的にデジタル化が進見ました。オンラインでの手続きは、新型コロナ危機の間に、10%から90%に上昇しましたが、サービス品質の低下はなく、コンプライアンスの点では向上しました。そして、小売業は、オンライン注文の品物を2時間以内に配達するエクスプレスサービスを立ち上げる必要がありました。 「ネクストノーマル 」で組織に起こる地殻変動とはどのようなものでしょうか?あなたが先行者であろうと、遅れをとる者であろうと、今すぐにでも実行できる最大の地殻変動は、BCP(事業継続計画)と予算の優先順位の見直しの2つです。 BCP(事業継続計画)の完全な書き換え 現在のBCP(事業継続計画)は、すべて9.11の惨劇の後に構築されたもので、復旧、ハウジング、サーバーバックアップなどに重点が置かれていました。BCPは組織的に必須のものであり、企業はBCPで定められたシステムのために何十億もの投資をしてきた。今回の新型コロナ危機に対しては、残念ながら多くのBCPがデジタル部分の対応が全く伴っておらず、このような災害時に事業継続性を確保するための準備ができていませんでした。私たちが新しい現実に対応するためには、これまでのBCPを捨てて、完全にゼロから書き直す必要があります。 予算の優先順位見直し 一般的に、危機的状況に陥った場合、まず最初にするのは予算の削減であり、それも大規模な予算の削減(最大20%程度)が行われます。組織のCIOや購買部門にとっては、特に事業継続性を確保するためのテクノロジーが担う役割を考えると、これは厳しいことです。ネクストノーマルにおける予算の優先順位見直しは、多目的SaaSプラットフォームに焦点を当てることになるでしょう。また、予算の優先順位見直しはソフトウェアの利用状況に基づいて行われるため、組織全体でどのようにソフトウェアが利用されているかを可視化することが重要といえます。 *      *      * 新型コロナ危機による地殻変動は、まさにデジタル化のネクストノーマルへと導くものです。ネクストノーマルは、すでに始まっていて、デジタル技術を最大限に活用する、より快適なビジネス環境へ私たちを導く可能性を秘めています。 Rafael Sweary, President and Co-Founder of WalkMe, the leading...

by WalkMe Team, July 1, 2020