大和ハウス工業は住宅・建設・不動産業界のトップメーカー。同社は2021年6月に社員約18,000人を対象に勤怠システムを刷新した。採用したのは、日立ソリューションズが提供する人事ソリューション「リシテア」で、2020年の6月から2021年の3月までの約10ヵ月で導入プロジェクトを完了。この新システムのリリースと同時にデジタルアダプション・プラットフォーム「WalkMe」を適用した。その目的は「新勤怠管理システム利用者の負担・不安軽減」、「労務管理 制度・ルール周知」だったという
新勤怠システム導入による社員の不安や新たな操作への混乱が予想されたことから、WalkMeが必要と考えたと人事部主任の池田氏はいう。
「当初社員の操作の混乱が予想されました。以前は社員が自己申告した時間で労働時間の算出を行っていましたが、新システムでは、PCのログオン・オフによる客観記録をもとに労働時間算出すると言う仕組みに変更しています。またフレックスタイム制度を導入したことで、労働時間に関するルールを知ってもらう必要もありました」(大和ハウス工業 人事部 主任 池田昇平氏)
また情報システム部門として新システムによる社員からの問い合わせを削減するという狙いもあったという。
新システムで利用したWalkMeの主な機能は操作ガイドで確認しながら画面遷移で入力できる「吹き出し表示と自動入力」、アクセスが多い機能を誘導する「常駐ランチャー」、補足説明や注意喚起を表示する「Smart Tips」の3つだ。